[92点]アビームコンサルティング株式会社を女性が働きやすいか企業分析してみた

5.0



目次




    企業情報

    会社名アビームコンサルティング株式会社
    業種大分類:その他
    小分類:サービス業(他に分類されないもの)
    本社所在地
    (都道府県)
    東京都
    女性の働きやすさ認定表彰
  • 企業認定等-くるみん認定
  • くるみん
  • 企業認定等-えるぼし認定(最高位)
  • えるぼし認定3段目
    採用人数に占める女性割合(正社員)28.5 %
    採用競争率(女性)(コンサルタント職)25.8 倍
    (スペシャリスト職)21.8 倍
    (プランニングオペレーション職(管理部門))31 倍
    全社員のうち女性の割合28 %
    勤続年数(コンサルタント職)4.5 年
    (スペシャリスト職)10.6 年
    (プランニングオペレーション職(管理部門))6.5 年
    育休取得率(男性社員)15 %
    (女性社員)87 %
    平均残業時間7.275時間/月
    有給取得率75.6 %
    女性管理職の割合(係長級) 30 %
    (管理職) 14 %
    (役員等) 6 %
    企業規模1001〜5000人
    データ基準日2020年7月時点



    女性の働きやすさ総合評価 92点

    総合評価は92 点。Amazon風に5段階評価すると 5.0 となります。人によって重視するポイントが変わってくるため、この総合評価92点だ けで判断しないようにしましょう。

    メリット デメリット

    「アビームコンサルティング株式会社」の女性の働きやすさの評価をまとめると下記のようになります。

    ポイントによっては気にな らない人もいると思います。何を大事にするかをよく検討してください。

    良い点・メリット

    • 社会的に表彰されており、女性向けの職場づくりが進んでいる
    • 男女の採用比率が少し偏っているが問題なし
    • 男女社員の比率は問題なし
    • 勤続年数は普通
    • 育休取得率が高い
    • 残業時間が非常に短い
    • 有給取得が多い
    • 女性管理職割合が非常に多い
    • 情報公開量が非常に多い

    悪い点・デメリット

    • 特になし



    項目別評価

    【90点】情報公開の評価

    アビームコンサルティング株式会社の情報公開度について評価していきます。

    情報公開度ポイント
    90点情報公開量が非常に多い

    この企業は女性の活躍を意識した全ての情報を公開しています。

    さまざまな情報を会社で率先して集めており、いつでも企業情報を公開できるように整理されています。あたりまえですが普段から情報を整理し分析することで、従業員の能力開発や女性の活躍を推進することができます。女性社員を重要視し「働き方の改革を自信をもって進めている」と言ってもいいでしょう。現時点で改革の成果が出ていない可能性もありますが、十分にやる気があるという会社です。

    その点から女性に就職をオススメできる会社と言ってもよいでしょう

    参考までにこの企業の情報公開項目は下記のような状態です。

    情報項目情報公開
    社会的評価データ公開済み
    採用データ公開済み
    社員データ公開済み
    勤続年数データ公開済み
    退職率データ
    育休取得データ公開済み
    残業時間データ公開済み
    女性管理職データ公開済み

    【60点】社会的評価

    女性の働きやすさを重視した企業は、経済会から表彰を受けていることが多いです。確認してみましょう

    社会的評価ポイント
    60点職場づくりが進んでおり、社会的に評価されている
    くるみん認定くるみん
    プラチナくるみん認定取得なし
    えるぼし認定えるぼし認定3段目
    イクメン企業アワード取得なし
    ユースエール認定取得なし
    なでしこ銘柄取得なし
    ダイバーシティ経営企業100選取得なし
    100選プライム取得なし
    均等・両立推進企業表彰
    (年度)
    取得なし
    厚生労働大臣最優良賞
    (年度)
    取得なし
    均等推進企業部門(年度)取得なし
    ファミリー・フレンドリー企業部門(年度)取得なし

    アビームコンサルティング株式会社は社会的な表彰をいくつか受けています。1つでも受賞している場合はすごい会社だと考えてください。

    上記を見てわかるように「女性の働きやすい職場改革」が進んでいる会社です。社内でも女性が活躍することが珍しくない状態になっていると考えらます。経営層が率先して女性の働きやすい会社にしようとしている状態です。

    世の中の経済誌や求人誌でも女性に働きやすいことをPRしていますし、人材としても女性が戦力として頼っている企業がこれにあたります。以降の各指標を確認し、自分にマッチした女性の働きやすさであるかどうかは確認すると良いでしょう。

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    【62点】全採用数に対する女性採用数の評価

    女性採用数の評価ポイント
    62点男女の採用比率が少し偏っているが問題なし

    アビームコンサルティング株式会社の採用全体における女性の割合は 29% です。

    女性採用数は問題ありません。ただ男女の採用比率が少し偏っています。ただこの程度の偏りは気にする必要はなく、十分に女性管理者を増やしたり、女性に活躍したりを期待できる会社といえます。一方で採用人数の関係で、女性同士の同期の競争もある程度は覚悟しておくべきだといえます。また会社によっては強いダイバーシティ推進により、妙な女性優遇がされている可能性もあります。このあたりのバランスはよく調査をしたほうがよいでしょう。

    各職種における採用数に対する女性の割合
    正社員28.5 %
    0 %
    0 %

    参考までに「採用倍率」も調べてみましたが、公表されていないようです。

     

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    【58点】全従業員に対する女性社員の割合の評価

    女性比率の評価ポイント
    58点男女社員の比率は問題なし

    アビームコンサルティング株式会社の全社員に対する女性社員の比率は 28% です。4人に1人は女性です。

    男女の社員比率のバランスが完璧とは言えず、少し男女比率に偏りがあります。ただ全体から見たバランスとしてはトップレベルで、男女の社員比率がこれ以上にバランスが取れている会社は少ないです。

    従業員の男女比は気にするレベルではありませんので、他の指標を見て女性向けの職場環境が十分に揃っているかどうかを判断するとよいでしょう。

    どちらかというと「女性採用が増えてきているか」という「女性社員増加傾向」を重視したほうがよいですね。これが1以上になっていると、近年、女性向け採用を増やしていると言え、女性向け職場改革を意識しているといえます。

    女性社員の増加傾向
    女性社員比率28 %
    女性採用比率29 %
    女性社員増加傾向0.5

    女性社員比率は 28% 、女性の採用比率が 29% なので、現在の女性社員比率よりも採用比率のほうが小さく、一時的にでも女性社員を減らす方向へ採用方針が動いている可能性がありますね。

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    【36点】勤続年数・離職率の評価

    勤続年数の評価ポイント
    36点勤続年数は短い

    アビームコンサルティング株式会社の女性勤続年数は 4.5 年 です。

    勤続年数が短い会社のようです。このような会社の傾向を説明していきます。

    まず女性にとって重要な育児環境についてあまり整っていないことが多いです。産休や休暇が取りにくい可能性があります。後述の産休取得率、有給休暇取得率の情報を確認してみてください。

    給与面から見ると低い場合が多く、高くとも不安定であることが多いです。年収の高さや安定性についてOBなど社内事情に詳しい人に確認したほうがよいでしょう。

    仕事の多さや残業の観点では、仕事が多いため残業時間が長くなる傾向があります。

    仕事の内容として、つらい仕事であることが多く、また将来性がないことで業界にそのものに見切りをつける人もいるようです。

    社風や人間関係について、長く勤務できなくはないですが、平社員のままだと居づらくなる可能性があります。

    このような状況なので、長く勤める気もおきず結婚を機にやめる人も多いです。

    勤続年数の内訳も紹介します。やはり職種ごとに勤続年数は変わります。自分が興味のある職種の勤続年数が少なすぎないかを確認してみてください。

    内訳(職種別)男性勤続年数女性勤続年数
    コンサルタント職5.9 年4.5 年
    スペシャリスト職8.5 年10.6 年
    プランニングオペレーション職(管理部門)5.6 年6.5 年

    また職種ごとの10年後 継続率も調べてみました。自分が興味のある職種がどれだけ社員がやめていないか確認して みてください。10年後の継続率は公開している企業や情報自体が少なく、分かり次第追加していきます。

    内訳(職種別)男性10年後 継続率女性10年後 継続率

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    【58点】育休取得率の評価

    育休取得率ポイント
    58点育休取得率が普通

    アビームコンサルティング株式会社の女性育休取得率は 87 % です。

    育休取得率は他の会社や世間一般からみて普通レベルです。

    育休制度は存在していることがほとんどですが、育休を取得するよりも会社をやめることを選んでいる人が多かったり、そもそも仕事を継続してたりする人が多いです。

    雰囲気については、グループや部署によっては、遠慮して育休を申請しない人がいるという雰囲気です。そのような雰囲気になる原因として、女性社員同士も「育休を取られると困る」と思っています。さすがに育休を全く取らないわけにはいかないので、少しは育休取得を している。という感じでしょう。

    女性の年齢について<離職率が高い場合>離職率の高い職場なので、新卒で入社してから20代後半までに半数以上が退職します。よって、結婚・出産を経験する年代の女性の数がとても少ない。という事情もあります。結婚しても仕事を続けている方はほぼ育児休暇が取得で きる状況にはあります。

    最終的に復帰する予定の人が、結局退職することが多い。仕事環境というより仕事へのモチベーション、その人自身の問題ということも多いようです。

    女性の育休取得率については、ほぼすべての会社で高い傾向があります。そこで注目するべきなのは、男性の育休取得率です。男性の育休取得率が高いと男女ともに育休が取りやすい文化が育っていることになります。会社内がそのような雰囲気 になっているのは重要ですよね。

    内訳(職種別)男性 育休取得率女性 育休取得率
    正社員14.6 %87 %
    0 %0 %
    0 %0 %

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    【100点】残業時間の評価

    残業時間ポイント
    100点残業時間が非常に短い

    アビームコンサルティング株式会社の従業員の平均残業時間は 7.275時間 です。

    この会社で行われている働き方改革は

    CWO(Chief Workstyle Innovation Officer)がリードし働き方改革を推進するための社内横断ワーキングチーム“Smart Work Initiatives”を設置。
    Smart Work推進におけるビジョンを定義し、メール等にて社内周知。今年度は「啓発」・「制度」・「環境」の3つの柱を軸として活動を行う。
    1) 管理職への時間外労働時間レポート(週次・月次)・有給休暇取得実績レポート(月次)配信、タイムシートシステムの日次申請・承認によるタイムリーな労働時間管理。
    2) 健康被害予防のための健康セミナー(セルフケア)の開催。プロジェクト常駐先へ保健師を派遣し、健康相談・保健指導を実施。
    3) 管理職および非管理職向け労務管理必須トレーニング(E-learning)を実施。
    4) クライアント向けパンフレットを作成し、自社の働き方改革推進についてお客様に説明する活動を実施。
    5) 高い生産性で高いパフォーマンスを発揮する社員に報いるSmart Work 賞与を導入。
    6) 自社の働き方改革について動画による社内外に向けたPRを実施。
    7) 就業場所を選ばないフリーロケーション制度を2018年に導入。
      今年度以降は社員自身が働く場所・時間を自律的に選択できる新しい働き方を目指し、全社で50%のオフサイト率を目安に推進。
      2021年にはフルフレックス制度を導入予定。
    8) 社員の働き方実態調査(アンケート)の実施。在宅勤務下における課題を抽出し、課題解決のためのTipsや社内サポート情報をタイムリーに発信。
    9) 社員自身が自ら望む働き方を選択できる環境づくりに向け、Diversity & Inclusion Initiativesと連携し心理的安全性を担保する職場環境づくりを推進。

    があるようです。

    残業時間が世間一般から見ると、非常に短い会社のようです(実情は違ってそうですが)

    働き方改革の影響で残業時間を計上しての仕事が認められていないため残業が少なくなっていると思われます。しかし月末など事務処理の繁忙時期になれば、1日あたり2~3時間程の残業を行っているのが実情です。

    女性に限らず、自由度が高く仕事が終わったら早く帰る風潮があります。人によっては繁忙期は残業する人もいますが、会社全体として18時半を過ぎるとどんどん社員が帰りだすため残業しにくいです。定時内に効率よく仕事をして、プライベートを大事にしたいという人も 多いようです。

    勤続年数が短い場合は、残業をするほどの仕事がない場合もあります。残業をしたくないので時間内におさめられるように計画を立てて遂行できるレベルの仕事量と考えて良いでしょう。

    最近は働き方改革でどの会社も残業時間が減ってきています。ただ残業時間が少ないからといって仕事が楽になったわけではありません。会社での残業時間の計測方法で公表されている残業時間よりも多くの残業を行っている可能性があります。公表され ているデータの+10~20時間程度は残業時間があると考えたほうが良いでしょう。

    内訳(職種別)残業時間
    コンサルタント職14 時間
    スペシャリスト職10 時間
    プランニングオペレーション職(管理部門)4 時間
    契約社員1.1 時間

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    【63点】有給取得率の評価

    有給取得率ポイント
    63点有給取得が多い

    アビームコンサルティング株式会社の従業員の有給取得率は 75.6 %%です。

    有給休暇を取得するための理由付けが会社から提示されているため取りやすい。部署やグループによっては午前休、午後休、時間休などが存在する。 会社側も働き方改革により、有給取得の最低ラインは厳守されており、取得し易い環境が整っている。他者からの指導のもと、勤怠管理を 定期的な確認を行っており、その関係で事前に「希望日」を募り、社員全体のスケジュール調整を行う仕組みが整っている。

    仕事は忙しいものの、有給を取得したい旨を伝えても叱られる事はなく取りやすい雰囲気になっています。基本は調整が必要ですが、十分に有給は取得できます。 なた上司自身が有給を度々取得することもあり、また上司の指示で取得を促すこともあり、そういう点でも取得しやすい雰囲気だといえま す。 ただ、部署やグループによってはかなり仕事が忙しい時期もあり、その場合は有休を申請しづらい雰囲気は否定できません。

    仕事量や人員的にも有給が取得できるボリュームになっています。

    女性の意見が通りやすい環境というのもあり、その点でも積極的に有給休暇が取得しやすい会社ともいえるでしょう。

    最近は働き方改革でどの会社も残業時間が減ってきています。ただ残業時間が少ないからといって仕事が楽になったわけではありません。会社での残業時間の計測方法で公表されている残業時間よりも多くの残業を行っている可能性があります。公表され ているデータの1.5倍程度は残業時間があると考えたほうが良いでしょう。

    有給取得率75.6 %

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    【82点】女性管理職割合の評価

    女性管理職割合ポイント
    82点女性管理職割合が非常に多い

    アビームコンサルティング株式会社の女性管理職割合は 16 % です。

    個人能力や実績、勤務年数などを評価する会社のため、男女に関わらず管理職への配置がされています。ただ、全社員に対する女性比率についても合わせて確認しておいたほうがよいでしょう

    ・女性社員の比率が40%を超えているような女性中心の会社の場合
     そもそも女性の人数も多いことから、それに応じて女性管理職も多いという理由になります。
    ・女性社員の比率が40%を下回るような男性中心の会社の場合
     男性社員が多いにも関わらず、女性の管理職が多いというのは、女性が活躍する場が用意されており、実際に活躍できるという点で、女 性管理職が多いようです。

    管理職になっている女性の割合。せっかく入社した際には、それなりのキャリアを目指したいものです。ただ管理職層に男性が多い会社は、まだダイバーシティが完全に浸透していない可能性があります。

    ただ管理職層をいきなり入れ替えることは難しいため、女性の採用割合が増えている会社は、徐々に管理職層での女性割合も増えていくと考えて良いでしょう。

    内訳(職種別)女性割合
    係長 女性割合30 %
    管理職 女性割合14 %
    役員 女性割合6 %

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    会社から提供されている補足事項

    現在、データが公開されていないようです




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