企業情報
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会社名 | トッパン・フォームズ株式会社 | |||
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業種 | 大分類:その他製造 小分類:その他製造業 | |||
本社所在地 (都道府県) | 東京都 | |||
女性の働きやすさ認定表彰 | ![]() ![]() ![]() | |||
採用人数に占める女性割合 | (正社員)50.7 % | |||
採用競争率(女性) | - | |||
全社員のうち女性の割合 | 27 % | |||
勤続年数 | (正社員)12.1 年 ※10年後の離職率は 47 % | |||
育休取得率 | (男性社員)78 % (女性社員)100 % | |||
平均残業時間 | 22時間/月 | |||
有給取得率 | 57.8 % | |||
女性管理職の割合 | (係長級) 21 % (管理職) 8 % (役員等) 19 % | |||
企業規模 | 1001〜5000人 | |||
データ基準日 | 2020年3月時点 |
女性の働きやすさ総合評価 94点
総合評価は94 点。Amazon風に5段階評価すると となります。人によって重視するポイントが変わってくるため、この総合評価94点だ けで判断しないようにしましょう。
メリット デメリット
「トッパン・フォームズ株式会社」の女性の働きやすさの評価をまとめると下記のようになります。
ポイントによっては気にな らない人もいると思います。何を大事にするかをよく検討してください。
良い点・メリット
- 社会的に表彰されており、女性向けの職場づくりの努力が社会的に評価され始めてきてる
- 男性や女性のバランス良く採用している
- 男女社員の比率は問題なし
- 勤続年数は若干長い
- 育休取得率が高い
- 残業時間が非常に短い
- 有給取得率は普通
- 女性管理職割合が多い
- 情報公開量が非常に多い
悪い点・デメリット
- 特になし
項目別評価
【90点】情報公開の評価
トッパン・フォームズ株式会社の情報公開度について評価していきます。
情報公開度 | ポイント |
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90点 | 情報公開量が非常に多い |
この企業は女性の活躍を意識した全ての情報を公開しています。
さまざまな情報を会社で率先して集めており、いつでも企業情報を公開できるように整理されています。あたりまえですが普段から情報を整理し分析することで、従業員の能力開発や女性の活躍を推進することができます。女性社員を重要視し「働き方の改革を自信をもって進めている」と言ってもいいでしょう。現時点で改革の成果が出ていない可能性もありますが、十分にやる気があるという会社です。
その点から女性に就職をオススメできる会社と言ってもよいでしょう
参考までにこの企業の情報公開項目は下記のような状態です。
情報項目 | 情報公開 |
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社会的評価データ | 公開済み |
採用データ | 公開済み |
社員データ | 公開済み |
勤続年数データ | 公開済み |
退職率データ | 公開済み |
育休取得データ | 公開済み |
残業時間データ | 公開済み |
女性管理職データ | 公開済み |
【50点】社会的評価
女性の働きやすさを重視した企業は、経済会から表彰を受けていることが多いです。確認してみましょう
社会的評価 | ポイント |
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50点 | 職場づくりの努力が社会的に評価され始めてきてる |
くるみん認定 | ![]() |
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プラチナくるみん認定 | 取得なし |
えるぼし認定 | ![]() |
イクメン企業アワード | 取得なし |
ユースエール認定 | 取得なし |
なでしこ銘柄 | 取得なし |
ダイバーシティ経営企業100選 | ![]() |
100選プライム | 取得なし |
均等・両立推進企業表彰 (年度) | 取得なし |
厚生労働大臣最優良賞 (年度) | 取得なし |
均等推進企業部門(年度) | 取得なし |
ファミリー・フレンドリー企業部門(年度) | 取得なし |
トッパン・フォームズ株式会社は社会的な表彰をいくつか受けています。1つでも受賞している場合はすごい会社だと考えてください。
女性に働きやすい会社として改革を進めており、さらに対外報告の点でも効果が表れてきている会社です。
この後説明する各項目評価で、勤務時間や残業情報も見える化されるようになっており、女性の働きやすさの可視化が進んでいると思います。
経済誌や求人誌でも女性に働きやすい会社として知られている会社になります。就職したとしても不当な扱いは受けにくいと考えてよいでしょう。
【100点】全採用数に対する女性採用数の評価
女性採用数の評価 | ポイント |
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100点 | 男性や女性のバランス良く採用しています |
トッパン・フォームズ株式会社の採用全体における女性の割合は 51% です。
最近の企業では珍しいほどの男女バランスが取れた採用数です。これほどのバランスが取れている会社は他にはありません。このレベルは女性が十分戦力として活躍している会社だと言ってもよいでしょう。女性向けの職場環境も整っていると考えられます
一方で、女性が多いことから女性同士の競争もある程度は覚悟しておいたほうがよいでしょう。
正社員 | 50.7 % | |||
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0 % | ||||
0 % |
参考までに「採用倍率」も調べてみましたが、公表されていないようです。
【56点】全従業員に対する女性社員の割合の評価
女性比率の評価 | ポイント |
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56点 | 男女社員の比率は問題なし |
トッパン・フォームズ株式会社の全社員に対する女性社員の比率は 27% です。4人に1人は女性です。
男女の社員比率のバランスが完璧とは言えず、少し男女比率に偏りがあります。ただ全体から見たバランスとしてはトップレベルで、男女の社員比率がこれ以上にバランスが取れている会社は少ないです。
従業員の男女比は気にするレベルではありませんので、他の指標を見て女性向けの職場環境が十分に揃っているかどうかを判断するとよいでしょう。
どちらかというと「女性採用が増えてきているか」という「女性社員増加傾向」を重視したほうがよいですね。これが1以上になっていると、近年、女性向け採用を増やしていると言え、女性向け職場改革を意識しているといえます。
女性社員比率 | 27 % |
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女性採用比率 | 51 % |
女性社員増加傾向 | 0.9 ![]() |
女性社員比率は 27% 、女性の採用比率が 51% なので、現在の女性社員比率よりも採用比率のほうが小さく、一時的にでも女性社員を減らす方向へ採用方針が動いている可能性がありますね。
【61点】勤続年数・離職率の評価
勤続年数の評価 | ポイント |
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61点 | 勤続年数は若干長い |
トッパン・フォームズ株式会社の女性勤続年数は 12.1 年 です。
勤続年数の観点から見ると、世間一般的に長い会社のようです。勤続年数が長い会社の特徴を説明していきます。
まず女性にとって重要な育児環境について、産休が取りやすい、休暇が取りやすいなど育児環境が整っている会社です。
給与面から見ると給料が高め、もしくは安定している会社です。今の会社以上に良い給与待遇は得られないと考えている社員も多く、転職する人は多くないようです。結果的に勤続年数が高くなっています。
仕事は多いですが働き方改革にて残業が減っている傾向があります。シフト制の場合は、交代シフトの融通がききやすいなど、社員を考慮した体制が構築されています。こちらについては残業時間の評価で説明しますね。
社風や人間関係について、居心地は良いようです。もちろん人間関係が合わない人もいるでしょうが、総じて社風や人間関係はさっぱりしている会社です。
寿退社する人や、あたらしい会社や生活を目指して退職する人が多いですね。
勤続年数の内訳も紹介します。やはり職種ごとに勤続年数は変わります。自分が興味のある職種の勤続年数が少なすぎないかを確認してみてください。
内訳(職種別) | 男性勤続年数 | 女性勤続年数 |
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正社員 | 20.4 年 | 12.1 年 |
0 年 | 0 年 | |
0 年 | 0 年 |
また職種ごとの10年後 継続率も調べてみました。自分が興味のある職種がどれだけ社員がやめていないか確認して みてください。10年後の継続率は公開している企業や情報自体が少なく、分かり次第追加していきます。
内訳(職種別) | 男性10年後 継続率 | 女性10年後 継続率 |
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【67点】育休取得率の評価
育休取得率 | ポイント |
---|---|
67点 | 育休取得率が高い |
トッパン・フォームズ株式会社の女性育休取得率は 100 % です。
育休取得率の観点から見ると、世間一般的にこの会社は高い方です。
育休制度について育休後も職場復帰がしやすい環境が整えられているため、育休取得率は高いです。
雰囲気はグループや部署に限らず、女性社員は育休を取るのが当たり前と言う雰囲気です。女性社員通しも「育休を取られてると困る」とは全く思っていません。
女性の年齢の観点では、<女性管理職が多い場合>そもそも女性の管理職が多いことから、女性の権限も尊重されていることも注目するべきポイントでしょう
最終的に育休を十分にとることができます
女性の育休取得率については、ほぼすべての会社で高い傾向があります。そこで注目するべきなのは、男性の育休取得率です。男性の育休取得率が高いと男女ともに育休が取りやすい文化が育っていることになります。会社内がそのような雰囲気 になっているのは重要ですよね。
内訳(職種別) | 男性 育休取得率 | 女性 育休取得率 | |
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正社員 | 77.5 % | 100 % | |
0 % | 0 % | ||
0 % | 0 % |
【100点】残業時間の評価
残業時間 | ポイント |
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100点 | 残業時間が非常に短い |
トッパン・フォームズ株式会社の従業員の平均残業時間は 22時間 です。
この会社で行われている働き方改革は
・ノー残業デーを設定し、館内アナウンス、終業時刻の労使でのフロア見回りを実施
・長時間労働者には長時間労働削減対策書の提出を義務付け
・管理職には自身の考課の評価項目の中に「部門の長時間労働削減活動」を入れることが義務化されており、随時システム上で部下の月別超過時間数の照会ができる仕組みを構築
・役員会で、毎月超過労働の報告・是正指導
・在宅勤務やモバイルワーク等のテレワークを推進し、生産性向上を目指している
・「ワーク・ライフ・バランス推進強化月間」として7〜8月にゆう活および時差Bizを実施
があるようです。
残業時間が世間一般から見ると、非常に短い会社のようです(実情は違ってそうですが)
働き方改革の影響で残業時間を計上しての仕事が認められていないため残業が少なくなっていると思われます。しかし月末など事務処理の繁忙時期になれば、1日あたり2~3時間程の残業を行っているのが実情です。
女性に限らず、自由度が高く仕事が終わったら早く帰る風潮があります。人によっては繁忙期は残業する人もいますが、会社全体として18時半を過ぎるとどんどん社員が帰りだすため残業しにくいです。定時内に効率よく仕事をして、プライベートを大事にしたいという人も 多いようです。
勤続年数が短い場合は、残業をするほどの仕事がない場合もあります。残業をしたくないので時間内におさめられるように計画を立てて遂行できるレベルの仕事量と考えて良いでしょう。
最近は働き方改革でどの会社も残業時間が減ってきています。ただ残業時間が少ないからといって仕事が楽になったわけではありません。会社での残業時間の計測方法で公表されている残業時間よりも多くの残業を行っている可能性があります。公表され ているデータの+10~20時間程度は残業時間があると考えたほうが良いでしょう。
内訳(職種別) | 残業時間 |
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正社員 | 22 時間 |
【48点】有給取得率の評価
有給取得率 | ポイント |
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48点 | 有給取得率は普通 |
トッパン・フォームズ株式会社の従業員の有給取得率は 57.8 %%です。
長年有給をとる習慣がなかったため、そもそも取得する際に社員が周りに遠慮しているような気配がある。
人数に対してかなり多いため、有給を取れる状況ではない。 仕事自体は難しくない部分もあるけれど、その部分に対して人を追加できるほど、マニュアル化や手順化が進んでいない状況 営業部門についてはルート営業で回っているため、代わりの人がまわろうにもなかなか話がかみ合わないなど、引き継ぎの問題も起きてい る状況。 少ない人数で回しているため、休んだら一人ひとりの負担が大きくなる仕事量となっている。
営業などの部署によっては、与えられた売上目標があるため、旅行や子供に関することなど、明確な予定がある時以外は取りたがらない人が多い。会社は取るように指示は出ているので、最小限の有給については取得しているような状況。
最近は働き方改革でどの会社も残業時間が減ってきています。ただ残業時間が少ないからといって仕事が楽になったわけではありません。会社での残業時間の計測方法で公表されている残業時間よりも多くの残業を行っている可能性があります。公表され ているデータの1.5倍程度は残業時間があると考えたほうが良いでしょう。
有給取得率 | 57.8 % |
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【79点】女性管理職割合の評価
女性管理職割合 | ポイント |
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79点 | 女性管理職割合が多い |
トッパン・フォームズ株式会社の女性管理職割合は 16 % です。
個人能力や実績、勤務年数などを評価する会社のため、男女に関わらず管理職への配置がされています。ただ、全社員に対する女性比率についても合わせて確認しておいたほうがよいでしょう
・女性社員の比率が40%を超えているような女性中心の会社の場合
そもそも女性の人数も多いことから、それに応じて女性管理職も多いという理由になります。
・女性社員の比率が40%を下回るような男性中心の会社の場合
男性社員が多いにも関わらず、女性の管理職が多いというのは、女性が活躍する場が用意されており、実際に活躍できるという点で、女性管理職が多いようです。
また、会社の方針で女性の管理職を増やそうとしていますので、女性社員に対する評価は男性と変わらず、女性管理職の育成も図っています。管理職においても男女比の均衡化が社風として定着してきているようです。
管理職になっている女性の割合。せっかく入社した際には、それなりのキャリアを目指したいものです。ただ管理職層に男性が多い会社は、まだダイバーシティが完全に浸透していない可能性があります。
ただ管理職層をいきなり入れ替えることは難しいため、女性の採用割合が増えている会社は、徐々に管理職層での女性割合も増えていくと考えて良いでしょう。
内訳(職種別) | 女性割合 |
---|---|
係長 女性割合 | 21 % |
管理職 女性割合 | 8 % |
役員 女性割合 | 19 % |
会社から提供されている補足事項
<ダイバーシティ・女性活躍推進に関するその他の関連事項および数値>・正社員数 男性1,443名、女性502名(2019年度末)
・離職者数 男性51名、女性19名(2019年度)
・男性の育児休業 取得率 77.5% 平均取得日数 3.4日(2019年度)
・複線型人事制度の導入…管理職層の社員は管理職群、専門職群、専任職群の3職群に編成される。また定年60歳後の再雇用形態も複線型となっており、意欲と能力のある社員については定年後も引き続き管理職(キャリア社員)に任命する道を設ける制度を導入している。
<女性活躍推進に関する目標>
・採用男女比率 男性50%、女性50%
・女性の管理職登用 年5名以上
・女性の管理職比率 2023年度までに10%
・育児休業取得率 女性100%の維持、男性は100%を目指す
・残業時間 20時間以下
・年次有給休暇取得率 70%
<働き方改革、ワーク・ライフ・バランス実現への取組み>
・業務改善の推進…部署ごとに業務を見直し、効率化、ペーパーレス化に取り組む。人的業務量の偏りを防ぎ、適切な業務配分を行うため、管理職教育を行っている。
・長時間労働削減…生産性向上に向けた「働き方改革」の一環として、限られた時間で仕事の質は落とさず効率を上げて業務を行うことを徹底。毎月ノー残業デーを設定し、朝・夕の館内アナウンスに加え、労使で各フロアの見回りを実施。また毎月、長時間労働者には所属長を通して長時間労働削減対策書の提出を義務付けている。管理職には自身の考課の評価項目の中に「部門の長時間労働削減活動」を入れることが義務化されており、随時システム上で部下の月別超過時間数の照会ができる仕組みを構築。役員会では、毎月超過労働の報告と是正指導を実施し、管理職に対する事前警告により労働時間の削減活動を組織的に実行している。
・ゆう活の実施…「夏の生活スタイル変革」として7〜8月にゆう活を実施しています。早朝の時間を使うことで効率よく働き、明るい夕方には仕事を終わらせてワーク・ライフ・バランスを実現する働き方の定着を図っている。実現に当たっては事業所ごとの最終退館時刻の設定、深夜残業禁止の徹底、17時以降の社内会議を原則禁止、従業員向け社内セミナーは就業時間内に行うこととする。
・勤務間インターバル…時間外労働などを含む1日の最終的な勤務終了時から翌日の始業時までに、11時間のインターバルを保障することにより従業員の休息時間を確保。
・有給休暇取得促進…多目的休暇を設定。また連続休暇の取得を推進し、従業員が心身ともに健康で効率よく働けるよう呼びかけている。
・ボランティア休暇…入社1年以上の社員が会社が認めたボランティア活動を行う際、1年に5日(有給)まで取得することができる。
・兼業・副業について…従業員が他の会社の役員または使用人となる、または他の業務を営むときは、会社の承認を得て行うこと。
・ダイバーシティ・働き方改革研修の実施…①ダイバーシティ研修 新入社員対象 ②ビジネススキル選択研修 「働き方改革」の一つとして「生産性向上」について学ぶ ③ダイバーシティマネジメント研修・多様な人材に対する適正な評価のための考課者研修 管理職対象
<経営幹部とダイバーシティ>
・期初に、ダイバーシティに関する方針・目標・施策を経営幹部に発表し議論している。また期中に進捗について報告を行い、アドバイスをもらっている。
・経営幹部の情報交換会にて、当社のダイバーシティの現状と取り組み、課題について議論している。
・取締役会において、ダイバーシティについての計画や実績(女性管理職人数・比率等)について議論し、公表している。
<その他>
・投資家への情報開示として、ダイバーシティおよび女性活躍推進に関する方針を開示、対話を実施
・2019年5月「えるぼし」最高位の三ツ星に認定
・2018年度「なでしこ銘柄」に6年連続選定
・2013年度「ダイバーシティ経営企業100選」に選定
・「健康経営銘柄2016・2017」に2年連続で選定
・2019年度「健康経営優良法人(ホワイト500)」に4年連続認定
・厚生労働省のイクメンプロジェクトに参加。男性の育児参加を積極的に支援し、育児休業の取得を推進。また男女に関わらずワーク・ライフ・バランスを積極的に推進し、働きがいに満ちた環境づくりを実践
・各種報告書での情報開示の有無等 CSR発行有無:(無)、CSR記載有無:(無)、統合発行有無:(有)、統合記載有無:(有)
■弊社HPにて、ダイバーシティの取り組みについて掲載しております。
URL:http://www.toppan-f.co.jp/csr/dc/index.html
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