[71点]トヨタ自動車北海道株式会社を女性が働きやすいか企業分析してみた

4.0



目次




    企業情報

    会社名トヨタ自動車北海道株式会社
    業種大分類:製造業
    小分類:その他輸送用機械器具製造業
    本社所在地
    (都道府県)
    北海道
    女性の働きやすさ認定表彰
    採用人数に占める女性割合(事技・業務職)35.7 %
    (技能職)6.4 %
    採用競争率(女性)(事技・業務職)6 倍
    (技能職)1 倍
    全社員のうち女性の割合12 %
    勤続年数(事技・業務職)8.1 年
    (技能職)5.5 年
    ※10年後の離職率は 46 %
    育休取得率(男性社員)0 %
    (女性社員)100 %
    平均残業時間23.1時間/月
    有給取得率100 %
    女性管理職の割合(係長級) 3 %
    (管理職) 0 %
    (役員等) 0 %
    企業規模1001〜5000人
    データ基準日2020年8月時点



    女性の働きやすさ総合評価 71点

    総合評価は71 点。Amazon風に5段階評価すると 4.0 となります。人によって重視するポイントが変わってくるため、この総合評価71点だ けで判断しないようにしましょう。

    メリット デメリット

    「トヨタ自動車北海道株式会社」の女性の働きやすさの評価をまとめると下記のようになります。

    ポイントによっては気にな らない人もいると思います。何を大事にするかをよく検討してください。

    良い点・メリット

    • 勤続年数は普通
    • 育休取得率が高い
    • 残業時間が非常に短い
    • 有給取得が非常に多い
    • 情報公開量が非常に多い

    悪い点・デメリット

    • 社会的な表彰は受けていない
    • 女性の採用が若干少ない
    • 女性社員が少ない
    • 女性管理職割合が小さい



    項目別評価

    【90点】情報公開の評価

    トヨタ自動車北海道株式会社の情報公開度について評価していきます。

    情報公開度ポイント
    90点情報公開量が非常に多い

    この企業は女性の活躍を意識した全ての情報を公開しています。

    さまざまな情報を会社で率先して集めており、いつでも企業情報を公開できるように整理されています。あたりまえですが普段から情報を整理し分析することで、従業員の能力開発や女性の活躍を推進することができます。女性社員を重要視し「働き方の改革を自信をもって進めている」と言ってもいいでしょう。現時点で改革の成果が出ていない可能性もありますが、十分にやる気があるという会社です。

    その点から女性に就職をオススメできる会社と言ってもよいでしょう

    参考までにこの企業の情報公開項目は下記のような状態です。

    情報項目情報公開
    社会的評価データ
    採用データ公開済み
    社員データ公開済み
    勤続年数データ公開済み
    退職率データ公開済み
    育休取得データ公開済み
    残業時間データ公開済み
    女性管理職データ公開済み

    【0点】社会的評価

    女性の働きやすさを重視した企業は、経済会から表彰を受けていることが多いです。確認してみましょう

    社会的評価ポイント
    0点表彰無し
    くるみん認定取得なし
    プラチナくるみん認定取得なし
    えるぼし認定取得なし
    イクメン企業アワード取得なし
    ユースエール認定取得なし
    なでしこ銘柄取得なし
    ダイバーシティ経営企業100選取得なし
    100選プライム取得なし
    均等・両立推進企業表彰
    (年度)
    取得なし
    厚生労働大臣最優良賞
    (年度)
    取得なし
    均等推進企業部門(年度)取得なし
    ファミリー・フレンドリー企業部門(年度)取得なし

    トヨタ自動車北海道株式会社が社会的に表彰されたものはなさそうです。

    単純に応募していないだけかもしれません。他の企業で表彰を受けている会社もありますので、社会的評価という点では出遅れています。女性のための働きやすい会社として、改革を進めている可能性はあります。しかし外から改革が分かるようになっていないようです。対外報告に力を入れていないのかもしれませんね。。

    この点についてはあまり気にすることはありません。そもそも社会的表彰を受ける企業はほんの数十社です。表彰されるだけでトップ企業なのです。

    以降の指標を見ながら判断すると良いでしょう。

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    【38点】全採用数に対する女性採用数の評価

    女性採用数の評価ポイント
    38点女性の採用が極端に少ない

    トヨタ自動車北海道株式会社の採用全体における女性の割合は 21% です。

    女性の採用が極端に少ない会社のようです。

    業種の関係で女性従業員がたくさん必要でない場合もありますが、おそらく経営方針として女性の活躍を想定している会社ではないといえるでしょう。女性管理職を増やしたり、女性の活躍を期待したりは期待できない可能性があります。

    要するに女性向けの職場環境が整っていると言えません。女性にとって思い入れがない限り、別の企業を選んだほうが良いでしょう

    各職種における採用数に対する女性の割合
    事技・業務職35.7 %
    技能職6.4 %
    0 %

    参考までに「採用倍率」も調べてみましたが、公表されていないようです。

     

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    【13点】全従業員に対する女性社員の割合の評価

    女性比率の評価ポイント
    13点女性社員がいない

    トヨタ自動車北海道株式会社の全社員に対する女性社員の比率は 12% です。8人に1人は女性です。

    女性社員がいないようです。実際には若干名いるのかもしれませんが、ほぼいない状態と言っても過言ではないでしょう。業種によって変わりますが、会社の規模によっては女性社員がいなくても問題はありません。

    会社の従業員数が少ない場合:500人以下

    この規模の会社であれば社員がいないのは問題ないと思われます

    会社の授業員数が多い場合:500人以上

    この規模の企業で女性社員がいないことは、女性が働きやすい職場改革が進んでいない可能性があります。また改革は始めているが、浸透していない可能性もあります。どのみち完全に浸透するまでは時間がかかると想定できます。

    女性社員の増加傾向
    女性社員比率12 %
    女性採用比率21 %
    女性社員増加傾向1.6

    女性社員比率は 12% 、女性の採用比率が 21% であることから、現在の女性社員比率よりも採用比率のほうが大きく、女性社員を増やそうとしていると考えられます。

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    【34点】勤続年数・離職率の評価

    勤続年数の評価ポイント
    34点勤続年数は短い

    トヨタ自動車北海道株式会社の女性勤続年数は 8.1 年 です。

    勤続年数が短い会社のようです。このような会社の傾向を説明していきます。

    まず女性にとって重要な育児環境についてあまり整っていないことが多いです。産休や休暇が取りにくい可能性があります。後述の産休取得率、有給休暇取得率の情報を確認してみてください。

    給与面から見ると低い場合が多く、高くとも不安定であることが多いです。年収の高さや安定性についてOBなど社内事情に詳しい人に確認したほうがよいでしょう。

    仕事の多さや残業の観点では、仕事が多いため残業時間が長くなる傾向があります。

    仕事の内容として、つらい仕事であることが多く、また将来性がないことで業界にそのものに見切りをつける人もいるようです。

    社風や人間関係について、長く勤務できなくはないですが、平社員のままだと居づらくなる可能性があります。

    このような状況なので、長く勤める気もおきず結婚を機にやめる人も多いです。

    勤続年数の内訳も紹介します。やはり職種ごとに勤続年数は変わります。自分が興味のある職種の勤続年数が少なすぎないかを確認してみてください。

    内訳(職種別)男性勤続年数女性勤続年数
    事技・業務職14.6 年8.1 年
    技能職14.4 年5.5 年
    0 年0 年

    また職種ごとの10年後 継続率も調べてみました。自分が興味のある職種がどれだけ社員がやめていないか確認して みてください。10年後の継続率は公開している企業や情報自体が少なく、分かり次第追加していきます。

    内訳(職種別)男性10年後 継続率女性10年後 継続率
    技能職88 %57 %

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    【67点】育休取得率の評価

    育休取得率ポイント
    67点育休取得率が高い

    トヨタ自動車北海道株式会社の女性育休取得率は 100 % です。

    育休取得率の観点から見ると、世間一般的にこの会社は高い方です。

    育休制度について育休後も職場復帰がしやすい環境が整えられているため、育休取得率は高いです。

    雰囲気はグループや部署に限らず、女性社員は育休を取るのが当たり前と言う雰囲気です。女性社員通しも「育休を取られてると困る」とは全く思っていません。

    女性の年齢の観点では、<女性管理職が多い場合>そもそも女性の管理職が多いことから、女性の権限も尊重されていることも注目するべきポイントでしょう

    最終的に育休を十分にとることができます

    育休取得率の内訳ですが、やはり職種ごとに育休取得率は違うようです。女性の育休取得率はすべての会社で高い傾向があります。重要なのは男性の育休取得率が高いかどうかをチェックしてみましょう。男女ともに育休が取りやすい文化が育っ ているかが重要になります。

    内訳(職種別)男性 育休取得率女性 育休取得率
    事技・業務職0 %100 %
    技能職0.3 %100 %
    0 %0 %

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    【100点】残業時間の評価

    残業時間ポイント
    100点残業時間が非常に短い

    トヨタ自動車北海道株式会社の従業員の平均残業時間は 23.1時間 です。

    この会社で行われている働き方改革は

    ・早帰りデー(毎週金曜日)
    ・フレックスタイム制の拡大、活用
    ・個人単位の管理(ローテーション・応受援)

    があるようです。

    残業時間が世間一般から見ると、非常に短い会社のようです(実情は違ってそうですが)

    働き方改革の影響で残業時間を計上しての仕事が認められていないため残業が少なくなっていると思われます。しかし月末など事務処理の繁忙時期になれば、1日あたり2~3時間程の残業を行っているのが実情です。

    女性に限らず、自由度が高く仕事が終わったら早く帰る風潮があります。人によっては繁忙期は残業する人もいますが、会社全体として18時半を過ぎるとどんどん社員が帰りだすため残業しにくいです。定時内に効率よく仕事をして、プライベートを大事にしたいという人も 多いようです。

    勤続年数が短い場合は、残業をするほどの仕事がない場合もあります。残業をしたくないので時間内におさめられるように計画を立てて遂行できるレベルの仕事量と考えて良いでしょう。

    最近は働き方改革でどの会社も残業時間が減ってきています。ただ残業時間が少ないからといって仕事が楽になったわけではありません。会社での残業時間の計測方法で公表されている残業時間よりも多くの残業を行っている可能性があります。公表され ているデータの+10~20時間程度は残業時間があると考えたほうが良いでしょう。

    内訳(職種別)残業時間
    事技・業務職30 時間
    技能職22.9 時間
    派遣16.4 時間

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    【83点】有給取得率の評価

    有給取得率ポイント
    83点有給取得が非常に多い

    トヨタ自動車北海道株式会社の従業員の有給取得率は 100 %%です。

    女性、男性にかかわらず、会社として有給取得率の向上に取り組んでいる。会社としての有給取得率の目標が8割を目指しているので、 全従業員がこの数値を達成すべく積極的に有給をとっています。数値未達の部署は会社から指導が入るようになっています。

    仕事は忙しいものの、そもそも忙しい時期と暇な時期がだいたい予見できるため、旅行など事前の計画を立てやすく、そういう点でも大型の有給取得計画がたてやすいです。 有給を取得したい旨を伝えても叱られる事はなく取りやすい雰囲気になっています。基本は調整が必要ですが十分に有給は取得できます。 上司自身が有給を度々取得しており、その上司の指示で取得を促すこともあり、そういう点でも取得できる環境といえます。 ただ、部署やグループによってはかなり仕事が忙しい時期もあり、その場合は有休を申請しづらい場合もありますが、あまり気にしなくて もよいでしょう。

    仕事量や人員的にも有給が取得できるボリュームになっています。

    女性の意見が通りやすい環境というのもあり、その点でも積極的に有給休暇が取得しやすい会社ともいえるでしょう。

    最近は働き方改革でどの会社も残業時間が減ってきています。ただ残業時間が少ないからといって仕事が楽になったわけではありません。会社での残業時間の計測方法で公表されている残業時間よりも多くの残業を行っている可能性があります。公表され ているデータの1.5倍程度は残業時間があると考えたほうが良いでしょう。

    有給取得率100 %

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    【15点】女性管理職割合の評価

    女性管理職割合ポイント
    15点女性管理職割合がほぼ0

    トヨタ自動車北海道株式会社の女性管理職割合は 3 % です。

    女性社員が昇格しない風土がある。女性社員の人事考課が低く昇給しにくいため、管理職はほぼいないといえる。

    ・女性社員の比率が40%を下回るような男性中心の会社の場合
     女性採用数が少ないか、もしくは管理職として活躍できる年齢(35歳前後)まで勤務を継続できる女性の人数が少ないというのが原因の 一つと言えるでしょう。
     <女性採用数が少ない場合>
     女性の採用人数が少なく、管理職になる年代の女性が圧倒的に少ない状況です。
    <女性採用数が多い場合>
    最近は、働き方改革などで育児休暇などが認められる傾向がありますが、今まではそういった制度も利用できず、結婚を機に退職される女 性が多いと考えられます。
    そのため、管理職になる年代の女性が圧倒的に少ない状況です。

    会社によっては現時点で女性管理職の育成を図っているところもありますが、当面の昇給は厳しいと考えて良いでしょう。女性の管理職として男性管理職が多い状況では、仕事がやりづらい場面もあります。男性が活躍する場面は提供しているが、女性が活躍する場面は提供 は低く、女性への理解が少ないことも想定されます。

    女性特有の問題もあり、管理職になりたいと思っている女性がまずいないことも女性管理職が少ない理由となります。仕事内容としてもハードで、女性社員定着率が悪いことも十分ありえます。仕事がきつい上に責任を持たされたらかなわない。というのが正直な女性の気持 ちでしょう。

    管理職になっている女性の割合。せっかく入社した際には、それなりのキャリアを目指したいものです。ただ管理職層に男性が多い会社は、まだダイバーシティが完全に浸透していない可能性があります。

    ただ管理職層をいきなり入れ替えることは難しいため、女性の採用割合が増えている会社は、徐々に管理職層での女性割合も増えていくと考えて良いでしょう。

    内訳(職種別)女性割合
    係長 女性割合3 %
    管理職 女性割合0 %
    役員 女性割合0 %

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    会社から提供されている補足事項

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