[97点]マックスバリュ九州株式会社を女性が働きやすいか企業分析してみた

5.0



目次




    企業情報

    会社名マックスバリュ九州株式会社
    業種大分類:小売業
    小分類:商社
    本社所在地
    (都道府県)
    福岡県
    女性の働きやすさ認定表彰
  • 企業認定等-くるみん認定
  • くるみん
  • 企業認定等-えるぼし認定(最高位)
  • えるぼし認定3段目
    採用人数に占める女性割合(正社員(新卒採用))45.7 %
    (正社員(中途採用))4.2 %
    (嘱託社員)0 %
    採用競争率(女性)(2019年度)13.2 倍
    (2018年度)21.9 倍
    (2017年度)3.9 倍
    全社員のうち女性の割合58 %
    勤続年数(正社員(日給月給))10.5 年
    (時間給)12.8 年
    ※10年後の離職率は 44 %
    育休取得率(男性社員)8 %
    (女性社員)98 %
    平均残業時間10.76666667時間/月
    有給取得率
    女性管理職の割合(係長級) 24 %
    (管理職) 9 %
    (役員等) 7 %
    企業規模5001人以上
    データ基準日2020年2月時点



    女性の働きやすさ総合評価 97点

    総合評価は97 点。Amazon風に5段階評価すると 5.0 となります。人によって重視するポイントが変わってくるため、この総合評価97点だ けで判断しないようにしましょう。

    メリット デメリット

    「マックスバリュ九州株式会社」の女性の働きやすさの評価をまとめると下記のようになります。

    ポイントによっては気にな らない人もいると思います。何を大事にするかをよく検討してください。

    良い点・メリット

    • 社会的に表彰されており、女性向けの職場づくりの努力が社会的に評価され始めてきてる
    • 男性や女性のバランス良く採用している
    • 男女の社員比率のバランスが良い
    • 勤続年数は若干長い
    • 育休取得率が高い
    • 残業時間が非常に短い
    • 有給取得が非常に多い
    • 情報公開量が非常に多い

    悪い点・デメリット

    • 特になし



    項目別評価

    【90点】情報公開の評価

    マックスバリュ九州株式会社の情報公開度について評価していきます。

    情報公開度ポイント
    90点情報公開量が非常に多い

    この企業は女性の活躍を意識した全ての情報を公開しています。

    さまざまな情報を会社で率先して集めており、いつでも企業情報を公開できるように整理されています。あたりまえですが普段から情報を整理し分析することで、従業員の能力開発や女性の活躍を推進することができます。女性社員を重要視し「働き方の改革を自信をもって進めている」と言ってもいいでしょう。現時点で改革の成果が出ていない可能性もありますが、十分にやる気があるという会社です。

    その点から女性に就職をオススメできる会社と言ってもよいでしょう

    参考までにこの企業の情報公開項目は下記のような状態です。

    情報項目情報公開
    社会的評価データ公開済み
    採用データ公開済み
    社員データ公開済み
    勤続年数データ公開済み
    退職率データ公開済み
    育休取得データ公開済み
    残業時間データ公開済み
    女性管理職データ公開済み

    【40点】社会的評価

    女性の働きやすさを重視した企業は、経済会から表彰を受けていることが多いです。確認してみましょう

    社会的評価ポイント
    40点職場づくりの努力が社会的に評価され始めてきてる
    くるみん認定くるみん
    プラチナくるみん認定取得なし
    えるぼし認定えるぼし認定3段目
    イクメン企業アワード取得なし
    ユースエール認定取得なし
    なでしこ銘柄取得なし
    ダイバーシティ経営企業100選取得なし
    100選プライム取得なし
    均等・両立推進企業表彰
    (年度)
    取得なし
    厚生労働大臣最優良賞
    (年度)
    取得なし
    均等推進企業部門(年度)取得なし
    ファミリー・フレンドリー企業部門(年度)取得なし

    マックスバリュ九州株式会社は社会的な表彰をいくつか受けています。1つでも受賞している場合はすごい会社だと考えてください。

    女性に働きやすい会社として改革を進めており、さらに対外報告の点でも効果が表れてきている会社です。

    この後説明する各項目評価で、勤務時間や残業情報も見える化されるようになっており、女性の働きやすさの可視化が進んでいると思います。

    経済誌や求人誌でも女性に働きやすい会社として知られている会社になります。就職したとしても不当な扱いは受けにくいと考えてよいでしょう。

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    【90点】全採用数に対する女性採用数の評価

    女性採用数の評価ポイント
    90点男性や女性のバランス良く採用しています

    マックスバリュ九州株式会社の採用全体における女性の割合は 38% です。

    最近の企業では珍しいほどの男女バランスが取れた採用数です。これほどのバランスが取れている会社は他にはありません。このレベルは女性が十分戦力として活躍している会社だと言ってもよいでしょう。女性向けの職場環境も整っていると考えられます

    一方で、女性が多いことから女性同士の競争もある程度は覚悟しておいたほうがよいでしょう。

    各職種における採用数に対する女性の割合
    正社員(新卒採用)45.7 %
    正社員(中途採用)4.2 %
    嘱託社員0 %

    参考までに「採用倍率」も調べてみましたが、公表されていないようです。

     

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    【97点】全従業員に対する女性社員の割合の評価

    女性比率の評価ポイント
    97点男女の社員比率のバランスが良い

    マックスバリュ九州株式会社の全社員に対する女性社員の比率は 58% です。2人に1人は女性です。

    男女の従業員数のバランスがとても良い会社です。ほぼ1:1になっており女性社員が多すぎるということもありません。ここまでバランスが良いと、意識して女性と男性の採用数を調整していると思われます。

    実際、女性の社員比率が多すぎることで、その会社の女性特有文化が強くなることもあるため、ちょうど半々ぐらいが社風や文化、モチベーションに対しても良いことが多いです。

    そういう意味で男女比率の観点で、この会社はとても良いバランスだと言えます。

    どちらかというと「女性採用が増えてきているか」という「女性社員増加傾向」を重視したほうがよいですね。これが1以上になっていると、近年、女性向け採用を増やしていると言え、女性向け職場改革を意識しているといえます。

    女性社員の増加傾向
    女性社員比率58 %
    女性採用比率38 %
    女性社員増加傾向0.4

    女性社員比率は 58% 、女性の採用比率が 38% なので、現在の女性社員比率よりも採用比率のほうが小さく、一時的にでも女性社員を減らす方向へ採用方針が動いている可能性がありますね。

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    【58点】勤続年数・離職率の評価

    勤続年数の評価ポイント
    58点勤続年数は普通

    マックスバリュ九州株式会社の女性勤続年数は 10.5 年 です。

    勤続年数は他の会社や世間一般からみて普通レベルの会社です。このような会社の特徴を説明していきますね。

    まず女性にとって重要な育児環境について、産休が取りやすい、休暇が取りやすいなど育児の環境が若干整っている会社です。

    仕事の多さや残業の観点に着目すると、仕事が多いため残業時間が長くなる傾向がありますが、近年の働き方改革で業務時間が減り始めている可能性があります。業種によっては育児と平行することが難しい場合もあり、例えば別の会社では、携帯を持たされた上で24時間 365日の呼び出し体制を構築しているなど、何らかの事情を抱えてている可能性があります。

    社風や人間関係について居心地は悪くないようです。人間関係が合わない人もいるでしょうが、総じて社風や人間関係は悪いわけではない会社です。

    キャリアについて、女性社員の比率やダイバーシティの推進度合いによりますが、昇給が男性に有利であることが多いです。そのためキャリアをつもうという女性はおらず、結婚を機にやめるパターンが多いです。

    長く務めている人の特徴として、未婚である人が多い、もしくは結婚しても子供を持たない女性が多いです。

    寿退社をきっかけにやめる人が多いですね。

    勤続年数の内訳も紹介します。やはり職種ごとに勤続年数は変わります。自分が興味のある職種の勤続年数が少なすぎないかを確認してみてください。

    内訳(職種別)男性勤続年数女性勤続年数
    正社員(日給月給)12.2 年10.5 年
    時間給11.2 年12.8 年
    0 年0 年

    また職種ごとの10年後 継続率も調べてみました。自分が興味のある職種がどれだけ社員がやめていないか確認して みてください。10年後の継続率は公開している企業や情報自体が少なく、分かり次第追加していきます。

    内訳(職種別)男性10年後 継続率女性10年後 継続率
    2009年度54 %75 %
    2008年度72 %54 %

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    【65点】育休取得率の評価

    育休取得率ポイント
    65点育休取得率が高い

    マックスバリュ九州株式会社の女性育休取得率は 98 % です。

    育休取得率の観点から見ると、世間一般的にこの会社は高い方です。

    育休制度について育休後も職場復帰がしやすい環境が整えられているため、育休取得率は高いです。

    雰囲気はグループや部署に限らず、女性社員は育休を取るのが当たり前と言う雰囲気です。女性社員通しも「育休を取られてると困る」とは全く思っていません。

    女性の年齢の観点では、<女性管理職が多い場合>そもそも女性の管理職が多いことから、女性の権限も尊重されていることも注目するべきポイントでしょう

    最終的に育休を十分にとることができます

    育休取得率の内訳ですが、やはり職種ごとに育休取得率は違うようです。女性の育休取得率はすべての会社で高い傾向があります。重要なのは男性の育休取得率が高いかどうかをチェックしてみましょう。男女ともに育休が取りやすい文化が育っ ているかが重要になります。

    内訳(職種別)男性 育休取得率女性 育休取得率
    正社員8.3 %100 %
    時間給0 %95.6 %
    0 %0 %

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    【100点】残業時間の評価

    残業時間ポイント
    100点残業時間が非常に短い

    マックスバリュ九州株式会社の従業員の平均残業時間は 10.76666667時間 です。

    この会社で行われている働き方改革は

    人事部で以下のことを管理し、原因の追及及び対策を通達しています。
    ①週間:月30時間を超えた場合
    ②月間:月45時間を超えた場合
    ※36協定の上限は、月45時間・年360時間です。
    週間の通達上限を36協定上限45時間ではなく、30時間にすることで、年間の違反者を防ぐ取組みをしています。

    があるようです。

    残業時間が世間一般から見ると、非常に短い会社のようです(実情は違ってそうですが)

    働き方改革の影響で残業時間を計上しての仕事が認められていないため残業が少なくなっていると思われます。しかし月末など事務処理の繁忙時期になれば、1日あたり2~3時間程の残業を行っているのが実情です。

    女性に限らず、自由度が高く仕事が終わったら早く帰る風潮があります。人によっては繁忙期は残業する人もいますが、会社全体として18時半を過ぎるとどんどん社員が帰りだすため残業しにくいです。定時内に効率よく仕事をして、プライベートを大事にしたいという人も 多いようです。

    勤続年数が短い場合は、残業をするほどの仕事がない場合もあります。残業をしたくないので時間内におさめられるように計画を立てて遂行できるレベルの仕事量と考えて良いでしょう。

    最近は働き方改革でどの会社も残業時間が減ってきています。ただ残業時間が少ないからといって仕事が楽になったわけではありません。会社での残業時間の計測方法で公表されている残業時間よりも多くの残業を行っている可能性があります。公表され ているデータの+10~20時間程度は残業時間があると考えたほうが良いでしょう。

    内訳(職種別)残業時間
    正社員(日給月給)17.5 時間
    嘱託社員10.3 時間
    時間給4.5 時間

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    [データなし]有給取得率の評価

    現在、データが公開されていないようです

    【66点】女性管理職割合の評価

    女性管理職割合ポイント
    66点女性管理職割合が多い

    マックスバリュ九州株式会社の女性管理職割合は 13 % です。

    個人能力や実績、勤務年数などを評価する会社のため、男女に関わらず管理職への配置がされています。ただ、全社員に対する女性比率についても合わせて確認しておいたほうがよいでしょう

    ・女性社員の比率が40%を超えているような女性中心の会社の場合
     そもそも女性の人数も多いことから、それに応じて女性管理職も多いという理由になります。
    ・女性社員の比率が40%を下回るような男性中心の会社の場合
     男性社員が多いにも関わらず、女性の管理職が多いというのは、女性が活躍する場が用意されており、実際に活躍できるという点で、女性管理職が多いようです。

    また、会社の方針で女性の管理職を増やそうとしていますので、女性社員に対する評価は男性と変わらず、女性管理職の育成も図っています。管理職においても男女比の均衡化が社風として定着してきているようです。

    管理職になっている女性の割合。せっかく入社した際には、それなりのキャリアを目指したいものです。ただ管理職層に男性が多い会社は、まだダイバーシティが完全に浸透していない可能性があります。

    ただ管理職層をいきなり入れ替えることは難しいため、女性の採用割合が増えている会社は、徐々に管理職層での女性割合も増えていくと考えて良いでしょう。

    内訳(職種別)女性割合
    係長 女性割合24 %
    管理職 女性割合9 %
    役員 女性割合7 %

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    会社から提供されている補足事項

    ※社員区分について:
    ①正社員…新卒採用、中途採用 ②嘱託社員 
    ③時間給…パート社員、アルバイト ④派遣社員

    ※2015年度までは、正社員(日給月給)は無期雇用と有期雇用の2区分。
     2016年度より、正社員(日給月給)は無期雇用の1区分のみとなる。

    ●認定申請に係る項目
    1 採用し労働者に占める女性労働者の割合 63.8%
    正社員(新卒)男性(38名)女性(32名)計70名

    2-(1).対象:正社員
    直近3事業年度(2017〜2019年度)の実績
    年度別 2019年度:男性(12.3倍)女性(13.2倍)
        2018年度:男性(11.5倍)女性(21.9倍)
        2017年度:男性(6.5倍)女性(3.9倍) 

    3.対象:当社在籍社員
     ①正社員(日給月給):男性(1,113名)女性(326名) 
     ②嘱託社員:男性(17名)女性(0名) 
     ③時間給:男性(2,230名)女性(7,383名) 
     ④派遣社員:男性(99名)女性(273名) 
     総数:男性(3,459名)女性(7,982名) 
    ※女性比率 
     ①正社員(日給月給):22.7%  ②嘱託社員:0.0% 
     ③時間給:76.8% ④派遣社員:73.4% 総数:69.8%

    4-(1).対象:当社在籍従業員
    ①正社員(日給月給):男性(12.2年)女性(10.5年)差異(1.7年)
    ②時間給:男性(11.2年)女性(12.8年)差異(1.6年)

    4-(2).対象:定期入社(10年前後・2008〜2010年度入社者)対象。
    2004年度より、新卒採用(定期入社)を開始。 
    男性(66.0%)女性(58.8%)

    現在雇用されている人数:
    2010年度:男性(3/5名)女性(7/13名)
    2009年度:男性(7/13名)女性(6/8名)
    2008年度:男性(21/29名)女性(7/13名)
    2007年度:男性(8/14名)女性(5/12名)
    2006年度:男性(4/10名)女性(4/5名) 
    2005年度:男性(7/11名)女性(1/4名) 
    2004年度:男性(5/7名)女性(1/2名)

    5.育児休業取得率 男性7.4% 女性96.7%

    6.時間外労働と休日労働の合計が、全ての雇用管理区分で各月全て45時間未満である。

    7.対象:当社在籍社員
    ※区分別平均残業時間
     ①正社員(日給月給):17.5時間
     ②嘱託社員:10.3時間 
     ③時間給:4.5時間

    ①正社員:3月(16h)4月(16h)5月(16h)6月(17h)
    7月(15h)8月(19h)9月(17h)10月(16h)
    11月(17h)12月(17h)20.1月(25h)2月(19h) 
    ②嘱託社員:3月(9h)4月(9h)5月(8h)6月(9h)
    7月(10h)8月(11h)9月(10h)10月(11h)
    11月(8h)12月(13h)20.1月(14h)2月(12h)
    ③時間給:3月(4h)4月(4h)5月(4h)6月(4h)
    7月(4h)8月(5h)9月(5h)10月(5h)
    11月(4h)12月(5h)20.1月(6h)2月(4h)

    9.対象職:部門チーフ、本社・事業部スタッフ
    割合(23.8%)男女計(172名)女性(41名)

    10.対象職:部長職、マネージャー職、店長職、本社・事業部スタッフの一定資格以上。
    割合(9.2%)男女計(556名)女性(51名)、内部長相当職 男性(113名)女性(5名)

    11.割合(6.7%)男女計(15名)女性(1名)

    12.直近3事業年度の実績である。
    (ア)通常の労働者への転換 
       他区分→正社員(日給月給)への転換。
       2019年度:男性(18名)女性(7名)
       2018年度:男性(14名)女性(9名)
       2017年度:男性(14名)女性(4名)
       2016年度:男性(37名)女性(10名)
       2015年度:男性(14名)女性(8名)
       2014年度:男性(17名)女性(4名)

    (イ)キャリアアップに資するような雇用管理区分間の転換。 
       派遣社員→当社従業員への転換。
       2019年度:男性(0名)女性(1名)
       2018年度:男性(1名)女性(1名)
       2017年度:男性(1名)女性(4名)
       2016年度:男性(0名)女性(4名)
       2015年度:男性(0名)女性(2名)
       2014年度:男性・女性ともに0名

    13.中途採用 2016年度より該当者あり。
       男性(91名)女性(8名)
       2019年度:男性(23名)女性(1名)
       2018年度:男性(31名)女性(3名)
       2017年度:男性(15名)女性(1名)
       2016年度:男性(22名)女性(3名)




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