企業情報
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会社名 | 株式会社パスコ | |||
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業種 | 大分類:教育・学術 小分類:学術研究、専門・技術サービス業 | |||
本社所在地 (都道府県) | 東京都 | |||
女性の働きやすさ認定表彰 | ![]() | |||
採用人数に占める女性割合 | (正社員管理職)12.5 % (正社員総合職)21.9 % (契約社員)65.5 % | |||
採用競争率(女性) | (正社員)3.1 倍 | |||
全社員のうち女性の割合 | 35 % | |||
勤続年数 | ※10年後の離職率は 57 % | |||
育休取得率 | (男性社員)40 % (女性社員)100 % | |||
平均残業時間 | 8.05時間/月 | |||
有給取得率 | 63.3 % | |||
女性管理職の割合 | (係長級) 13 % (管理職) 4 % (役員等) 0 % | |||
企業規模 | 1001〜5000人 | |||
データ基準日 | 2020年4月時点 |
女性の働きやすさ総合評価 90点
総合評価は90 点。Amazon風に5段階評価すると となります。人によって重視するポイントが変わってくるため、この総合評価90点だ けで判断しないようにしましょう。
メリット デメリット
「株式会社パスコ」の女性の働きやすさの評価をまとめると下記のようになります。
ポイントによっては気にな らない人もいると思います。何を大事にするかをよく検討してください。
良い点・メリット
- 男性や女性のバランス良く採用している
- 男女の社員比率のバランスが良い
- 残業時間が非常に短い
- 有給取得が多い
- 女性管理職割合が普通
- 情報公開量が非常に多い
悪い点・デメリット
- 社会的表彰を受けておらず、認められていないが努力はしている
- 勤続年数は非常に短い
- 育休取得率が非常に低い
項目別評価
【90点】情報公開の評価
株式会社パスコの情報公開度について評価していきます。
情報公開度 | ポイント |
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90点 | 情報公開量が非常に多い |
この企業は女性の活躍を意識した全ての情報を公開しています。
さまざまな情報を会社で率先して集めており、いつでも企業情報を公開できるように整理されています。あたりまえですが普段から情報を整理し分析することで、従業員の能力開発や女性の活躍を推進することができます。女性社員を重要視し「働き方の改革を自信をもって進めている」と言ってもいいでしょう。現時点で改革の成果が出ていない可能性もありますが、十分にやる気があるという会社です。
その点から女性に就職をオススメできる会社と言ってもよいでしょう
参考までにこの企業の情報公開項目は下記のような状態です。
情報項目 | 情報公開 |
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社会的評価データ | 公開済み |
採用データ | 公開済み |
社員データ | 公開済み |
勤続年数データ | - |
退職率データ | 公開済み |
育休取得データ | 公開済み |
残業時間データ | 公開済み |
女性管理職データ | 公開済み |
【10点】社会的評価
女性の働きやすさを重視した企業は、経済会から表彰を受けていることが多いです。確認してみましょう
社会的評価 | ポイント |
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10点 | 社会的に認められていないが努力はしている |
くるみん認定 | ![]() |
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プラチナくるみん認定 | 取得なし |
えるぼし認定 | 取得なし |
イクメン企業アワード | 取得なし |
ユースエール認定 | 取得なし |
なでしこ銘柄 | 取得なし |
ダイバーシティ経営企業100選 | 取得なし |
100選プライム | 取得なし |
均等・両立推進企業表彰 (年度) | 取得なし |
厚生労働大臣最優良賞 (年度) | 取得なし |
均等推進企業部門(年度) | 取得なし |
ファミリー・フレンドリー企業部門(年度) | 取得なし |
株式会社パスコは社会的な表彰をいくつか受けています。1つでも受賞している場合はすごい会社だと考えてください。
この会社は、少なからず女性の働きやすさについて社会的表彰を受けている会社になります。
何も表彰を受けていない企業が8割ほどある中で、表彰されている時点で全体から見ると上位にあたります。
何かしら努力をしなければ、このような社会的表彰を受けることはなく、女性に働きやすい会社の努力をしていると考えても良いと思います。この後の各項目評価をあわせ見ることで、より女性の働きやすい会社になっているかどうかを確認してきましょう。
【97点】全採用数に対する女性採用数の評価
女性採用数の評価 | ポイント |
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97点 | 男性や女性のバランス良く採用しています |
株式会社パスコの採用全体における女性の割合は 42% です。
最近の企業では珍しいほどの男女バランスが取れた採用数です。これほどのバランスが取れている会社は他にはありません。このレベルは女性が十分戦力として活躍している会社だと言ってもよいでしょう。女性向けの職場環境も整っていると考えられます
一方で、女性が多いことから女性同士の競争もある程度は覚悟しておいたほうがよいでしょう。
正社員管理職 | 12.5 % | |||
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正社員総合職 | 21.9 % | |||
契約社員 | 65.5 % |
参考までに「採用倍率」も調べてみましたが、公表されていないようです。
【81点】全従業員に対する女性社員の割合の評価
女性比率の評価 | ポイント |
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81点 | 男女の社員比率のバランスが良い |
株式会社パスコの全社員に対する女性社員の比率は 35% です。3人に1人は女性です。
男女の従業員数のバランスがとても良い会社です。ほぼ1:1になっており女性社員が多すぎるということもありません。ここまでバランスが良いと、意識して女性と男性の採用数を調整していると思われます。
実際、女性の社員比率が多すぎることで、その会社の女性特有文化が強くなることもあるため、ちょうど半々ぐらいが社風や文化、モチベーションに対しても良いことが多いです。
そういう意味で男女比率の観点で、この会社はとても良いバランスだと言えます。
どちらかというと「女性採用が増えてきているか」という「女性社員増加傾向」を重視したほうがよいですね。これが1以上になっていると、近年、女性向け採用を増やしていると言え、女性向け職場改革を意識しているといえます。
女性社員比率 | 35 % |
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女性採用比率 | 42 % |
女性社員増加傾向 | 0.5 ![]() |
女性社員比率は 35% 、女性の採用比率が 42% なので、現在の女性社員比率よりも採用比率のほうが小さく、一時的にでも女性社員を減らす方向へ採用方針が動いている可能性がありますね。
[データなし]勤続年数・離職率の評価
現在、データが公開されていないようです
【67点】育休取得率の評価
育休取得率 | ポイント |
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67点 | 育休取得率が高い |
株式会社パスコの女性育休取得率は 100 % です。
育休取得率の観点から見ると、世間一般的にこの会社は高い方です。
育休制度について育休後も職場復帰がしやすい環境が整えられているため、育休取得率は高いです。
雰囲気はグループや部署に限らず、女性社員は育休を取るのが当たり前と言う雰囲気です。女性社員通しも「育休を取られてると困る」とは全く思っていません。
女性の年齢の観点では、<女性管理職が多い場合>そもそも女性の管理職が多いことから、女性の権限も尊重されていることも注目するべきポイントでしょう
最終的に育休を十分にとることができます
育休取得率の内訳ですが、やはり職種ごとに育休取得率は違うようです。女性の育休取得率はすべての会社で高い傾向があります。重要なのは男性の育休取得率が高いかどうかをチェックしてみましょう。男女ともに育休が取りやすい文化が育っ ているかが重要になります。
内訳(職種別) | 男性 育休取得率 | 女性 育休取得率 | |
---|---|---|---|
正社員 | 30.2 % | 100 % | |
契約社員 | 50 % | 100 % | |
臨時従業員 | 0 % | 100 % |
【100点】残業時間の評価
残業時間 | ポイント |
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100点 | 残業時間が非常に短い |
株式会社パスコの従業員の平均残業時間は 8.05時間 です。
この会社で行われている働き方改革は
全社一律のノー残業デー実施
時間外労働の事前申請制
入退時間のシステム管理と警告
長時間労働者に対する産業医面談
があるようです。
残業時間が世間一般から見ると、非常に短い会社のようです(実情は違ってそうですが)
働き方改革の影響で残業時間を計上しての仕事が認められていないため残業が少なくなっていると思われます。しかし月末など事務処理の繁忙時期になれば、1日あたり2~3時間程の残業を行っているのが実情です。
女性に限らず、自由度が高く仕事が終わったら早く帰る風潮があります。人によっては繁忙期は残業する人もいますが、会社全体として18時半を過ぎるとどんどん社員が帰りだすため残業しにくいです。定時内に効率よく仕事をして、プライベートを大事にしたいという人も 多いようです。
勤続年数が短い場合は、残業をするほどの仕事がない場合もあります。残業をしたくないので時間内におさめられるように計画を立てて遂行できるレベルの仕事量と考えて良いでしょう。
最近は働き方改革でどの会社も残業時間が減ってきています。ただ残業時間が少ないからといって仕事が楽になったわけではありません。会社での残業時間の計測方法で公表されている残業時間よりも多くの残業を行っている可能性があります。公表され ているデータの+10~20時間程度は残業時間があると考えたほうが良いでしょう。
内訳(職種別) | 残業時間 |
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対象正社員 | 12 時間 |
契約社員 | 4.1 時間 |
【53点】有給取得率の評価
有給取得率 | ポイント |
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53点 | 有給取得率は普通 |
株式会社パスコの従業員の有給取得率は 63.3 %%です。
長年有給をとる習慣がなかったため、そもそも取得する際に社員が周りに遠慮しているような気配がある。
人数に対してかなり多いため、有給を取れる状況ではない。 仕事自体は難しくない部分もあるけれど、その部分に対して人を追加できるほど、マニュアル化や手順化が進んでいない状況 営業部門についてはルート営業で回っているため、代わりの人がまわろうにもなかなか話がかみ合わないなど、引き継ぎの問題も起きてい る状況。 少ない人数で回しているため、休んだら一人ひとりの負担が大きくなる仕事量となっている。
営業などの部署によっては、与えられた売上目標があるため、旅行や子供に関することなど、明確な予定がある時以外は取りたがらない人が多い。会社は取るように指示は出ているので、最小限の有給については取得しているような状況。
最近は働き方改革でどの会社も残業時間が減ってきています。ただ残業時間が少ないからといって仕事が楽になったわけではありません。会社での残業時間の計測方法で公表されている残業時間よりも多くの残業を行っている可能性があります。公表され ているデータの1.5倍程度は残業時間があると考えたほうが良いでしょう。
有給取得率 | 63.3 % |
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【42点】女性管理職割合の評価
女性管理職割合 | ポイント |
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42点 | 女性管理職割合が普通 |
株式会社パスコの女性管理職割合は 8 % です。
女性社員に対する評価は男性と変わらずされているようです。女性管理職の育成も図っており、管理職においても男女比の均衡化が社風として定着してきているようです。間接部門では女性の管理職の割合が多い傾向があります。昨今のダイバーシティの傾向もあり、女性登 用をポリシーにしてきている部分も少なからずあり、多少優遇されている部分はあると思います。
管理職になっている女性の割合。せっかく入社した際には、それなりのキャリアを目指したいものです。ただ管理職層に男性が多い会社は、まだダイバーシティが完全に浸透していない可能性があります。
ただ管理職層をいきなり入れ替えることは難しいため、女性の採用割合が増えている会社は、徐々に管理職層での女性割合も増えていくと考えて良いでしょう。
内訳(職種別) | 女性割合 |
---|---|
係長 女性割合 | 13 % |
管理職 女性割合 | 4 % |
役員 女性割合 | 0 % |
会社から提供されている補足事項
※7 時間外労働と休日労働の合計が、全ての雇用管理区分で各月全て45時間未満である。※13 男女別の中途採用の実績(直近3事業年度の実績)男性:115人 女性:10人
【取組内容】
◎採用について
・女性の応募者を増やすため、女子大、女子学生の多い文系大学等への積極的な訪問。
・募集サイトの社員紹介ページに女性を積極的に掲載。
・会社セミナー等採用イベントの事務局に活用する女性社員の増員。
◎管理職比率について
・管理職候補の中堅クラスの女性社員を積極的に採用。
・育児支援制度を充実させ、中堅女性社員の離職を防止。
・短時間勤務取得者であっても効率的な働き方を評価する仕組みの構築。
【育児・介護のための施策】
短時間勤務制度/フレックスタイム制度/始業・就業時間の繰上げ・繰下げ(育児のみ)/所定外労働をさせない制度/時間外労働を制限する制度/深夜業を制限する制度/子の看護・介護のための休暇の措置/労働者の配置に関する配慮/職業家庭両立推進者の選任/在宅勤務制度/コアタイムなしのフレックスタイム制度/認可外保育施設利用料補助制度
【セクシャル・ハラスメント防止について】
研修の実施/方針を服務規程に明記/社内報、パンフレット配布等にて啓発/相談窓口の設置/ハラスメント防止マニュアル/対策フローの作成、掲示
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