企業情報
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会社名 | 株式会社NTTデータ | |||
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業種 | 大分類:情報 小分類:情報通信業 | |||
本社所在地 (都道府県) | 東京都 | |||
女性の働きやすさ認定表彰 | ![]() ![]() ![]() ![]() | |||
採用人数に占める女性割合 | (正社員)34.4 % | |||
採用競争率(女性) | - | |||
全社員のうち女性の割合 | 22 % | |||
勤続年数 | (正社員)11 年 ※10年後の離職率は 22 % | |||
育休取得率 | (男性社員)14 % (女性社員)101 % | |||
平均残業時間 | 13.2時間/月 | |||
有給取得率 | 87 % | |||
女性管理職の割合 | (係長級) 14 % (管理職) 7 % (役員等) 11 % | |||
企業規模 | 5001人以上 | |||
データ基準日 | 2020年3月時点 |
女性の働きやすさ総合評価 92点
総合評価は92 点。Amazon風に5段階評価すると となります。人によって重視するポイントが変わってくるため、この総合評価92点だ けで判断しないようにしましょう。
メリット デメリット
「株式会社NTTデータ」の女性の働きやすさの評価をまとめると下記のようになります。
ポイントによっては気にな らない人もいると思います。何を大事にするかをよく検討してください。
良い点・メリット
- 社会的に認められた企業であり、女性向けの職場づくりも進んでいる
- 男女の採用比率が少し偏っているが問題なし
- 男女社員の比率は適正の範囲
- 勤続年数は若干長い
- 育休取得率が高い
- 残業時間が非常に短い
- 有給取得が多い
- 女性管理職割合が多い
- 情報公開量が非常に多い
悪い点・デメリット
- 特になし
項目別評価
【90点】情報公開の評価
株式会社NTTデータの情報公開度について評価していきます。
情報公開度 | ポイント |
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90点 | 情報公開量が非常に多い |
この企業は女性の活躍を意識した全ての情報を公開しています。
さまざまな情報を会社で率先して集めており、いつでも企業情報を公開できるように整理されています。あたりまえですが普段から情報を整理し分析することで、従業員の能力開発や女性の活躍を推進することができます。女性社員を重要視し「働き方の改革を自信をもって進めている」と言ってもいいでしょう。現時点で改革の成果が出ていない可能性もありますが、十分にやる気があるという会社です。
その点から女性に就職をオススメできる会社と言ってもよいでしょう
参考までにこの企業の情報公開項目は下記のような状態です。
情報項目 | 情報公開 |
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社会的評価データ | 公開済み |
採用データ | 公開済み |
社員データ | 公開済み |
勤続年数データ | 公開済み |
退職率データ | 公開済み |
育休取得データ | 公開済み |
残業時間データ | 公開済み |
女性管理職データ | 公開済み |
【100点】社会的評価
女性の働きやすさを重視した企業は、経済会から表彰を受けていることが多いです。確認してみましょう
社会的評価 | ポイント |
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100点 | 職場づくりが進んでおり、社会的に十分認められている |
くるみん認定 | ![]() |
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プラチナくるみん認定 | 取得なし |
えるぼし認定 | ![]() |
イクメン企業アワード | 取得なし |
ユースエール認定 | 取得なし |
なでしこ銘柄 | 取得なし |
ダイバーシティ経営企業100選 | ![]() |
100選プライム | ![]() |
均等・両立推進企業表彰 (年度) | 取得なし |
厚生労働大臣最優良賞 (年度) | 取得なし |
均等推進企業部門(年度) | 取得なし |
ファミリー・フレンドリー企業部門(年度) | 取得なし |
株式会社NTTデータは社会的な表彰をいくつか受けています。1つでも受賞している場合はすごい会社だと考えてください。
上記を見てわかるように「女性の働きやすい職場改革」が進んでおり、社会的にも十分PRができるレベルで、かつ世の中に十分認められている会社になります。
全企業の上位数パーセントがこのレベルに達しています。企業全体の傾向としては「女性が主戦力の会社」「女性向けの商品を使っている会社」が表彰を受けやすい傾向がありますね。
女性中心の会社でない場合であっても「女性を戦力として最重要視」していることは疑いようがなく、人材獲得の観点でも業界を切り開いていくパイオニア的な企業と言えます。
女性が活躍できる企業として今後経営の方針が変わることはあまりないでしょう。このあとのいろいろな指標を確認し、自分が働きやすい会社かを確認すると良いです。
【80点】全採用数に対する女性採用数の評価
女性採用数の評価 | ポイント |
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80点 | 男女の採用比率が少し偏っているが問題なし |
株式会社NTTデータの採用全体における女性の割合は 34% です。
女性採用数は問題ありません。ただ男女の採用比率が少し偏っています。ただこの程度の偏りは気にする必要はなく、十分に女性管理者を増やしたり、女性に活躍したりを期待できる会社といえます。一方で採用人数の関係で、女性同士の同期の競争もある程度は覚悟しておくべきだといえます。また会社によっては強いダイバーシティ推進により、妙な女性優遇がされている可能性もあります。このあたりのバランスはよく調査をしたほうがよいでしょう。
正社員 | 34.4 % | |||
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0 % | ||||
0 % |
参考までに「採用倍率」も調べてみましたが、公表されていないようです。
【39点】全従業員に対する女性社員の割合の評価
女性比率の評価 | ポイント |
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39点 | 女性社員が少ない |
株式会社NTTデータの全社員に対する女性社員の比率は 22% です。5人に1人は女性です。
全体の従業員数に対して女性社員が少ないようです。
女性の働きやすい環境を整え始めている状態です。女性社員が多ければ良いというわけではありませんが、企業の業種を踏まえて少ない理由をしっかり見極めていった方が良いでしょう。
もともと男性社員が多い会社の場合は、急激に女性社員割合を増やすこともできないため、女性社員の比率を気にすることはあまりないです。
どちらかというと「女性採用が増えてきているか」という「女性社員増加傾向」を重視したほうがよいですね。これが1以上になっていると、近年、女性向け採用を増やしていると言え、女性向け職場改革を意識しているといえます。
女性社員比率 | 22 % |
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女性採用比率 | 34 % |
女性社員増加傾向 | 0.9 ![]() |
女性社員比率は 22% 、女性の採用比率が 34% なので、現在の女性社員比率よりも採用比率のほうが小さく、一時的にでも女性社員を減らす方向へ採用方針が動いている可能性がありますね。
【55点】勤続年数・離職率の評価
勤続年数の評価 | ポイント |
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55点 | 勤続年数は普通 |
株式会社NTTデータの女性勤続年数は 11 年 です。
勤続年数は他の会社や世間一般からみて普通レベルの会社です。このような会社の特徴を説明していきますね。
まず女性にとって重要な育児環境について、産休が取りやすい、休暇が取りやすいなど育児の環境が若干整っている会社です。
仕事の多さや残業の観点に着目すると、仕事が多いため残業時間が長くなる傾向がありますが、近年の働き方改革で業務時間が減り始めている可能性があります。業種によっては育児と平行することが難しい場合もあり、例えば別の会社では、携帯を持たされた上で24時間 365日の呼び出し体制を構築しているなど、何らかの事情を抱えてている可能性があります。
社風や人間関係について居心地は悪くないようです。人間関係が合わない人もいるでしょうが、総じて社風や人間関係は悪いわけではない会社です。
キャリアについて、女性社員の比率やダイバーシティの推進度合いによりますが、昇給が男性に有利であることが多いです。そのためキャリアをつもうという女性はおらず、結婚を機にやめるパターンが多いです。
長く務めている人の特徴として、未婚である人が多い、もしくは結婚しても子供を持たない女性が多いです。
寿退社をきっかけにやめる人が多いですね。
勤続年数の内訳も紹介します。やはり職種ごとに勤続年数は変わります。自分が興味のある職種の勤続年数が少なすぎないかを確認してみてください。
内訳(職種別) | 男性勤続年数 | 女性勤続年数 |
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正社員 | 16.1 年 | 11 年 |
0 年 | 0 年 | |
0 年 | 0 年 |
また職種ごとの10年後 継続率も調べてみました。自分が興味のある職種がどれだけ社員がやめていないか確認して みてください。10年後の継続率は公開している企業や情報自体が少なく、分かり次第追加していきます。
内訳(職種別) | 男性10年後 継続率 | 女性10年後 継続率 |
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【67点】育休取得率の評価
育休取得率 | ポイント |
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67点 | 育休取得率が高い |
株式会社NTTデータの女性育休取得率は 101 % です。
育休取得率の観点から見ると、世間一般的にこの会社は高い方です。
育休制度について育休後も職場復帰がしやすい環境が整えられているため、育休取得率は高いです。
雰囲気はグループや部署に限らず、女性社員は育休を取るのが当たり前と言う雰囲気です。女性社員通しも「育休を取られてると困る」とは全く思っていません。
女性の年齢の観点では、<女性管理職が多い場合>そもそも女性の管理職が多いことから、女性の権限も尊重されていることも注目するべきポイントでしょう
最終的に育休を十分にとることができます
女性の育休取得率については、ほぼすべての会社で高い傾向があります。そこで注目するべきなのは、男性の育休取得率です。男性の育休取得率が高いと男女ともに育休が取りやすい文化が育っていることになります。会社内がそのような雰囲気 になっているのは重要ですよね。
内訳(職種別) | 男性 育休取得率 | 女性 育休取得率 | |
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正社員 | 14 % | 101 % | |
0 % | 0 % | ||
0 % | 0 % |
【100点】残業時間の評価
残業時間 | ポイント |
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100点 | 残業時間が非常に短い |
株式会社NTTデータの従業員の平均残業時間は 13.2時間 です。
この会社で行われている働き方改革は
・組織別の総労働時間平均目標の設定
・個人別の年休取得計画達成率の設定
・勤務間インターバルのモニタリング
・長時間労働組織の検知
・研修や社内イントラでの意識啓発
・RPA等活用した生産性向上
・36協定および上限規制遵守状況の可視化(ダッシュボード)
があるようです。
残業時間が世間一般から見ると、非常に短い会社のようです(実情は違ってそうですが)
働き方改革の影響で残業時間を計上しての仕事が認められていないため残業が少なくなっていると思われます。しかし月末など事務処理の繁忙時期になれば、1日あたり2~3時間程の残業を行っているのが実情です。
女性に限らず、自由度が高く仕事が終わったら早く帰る風潮があります。人によっては繁忙期は残業する人もいますが、会社全体として18時半を過ぎるとどんどん社員が帰りだすため残業しにくいです。定時内に効率よく仕事をして、プライベートを大事にしたいという人も 多いようです。
勤続年数が短い場合は、残業をするほどの仕事がない場合もあります。残業をしたくないので時間内におさめられるように計画を立てて遂行できるレベルの仕事量と考えて良いでしょう。
最近は働き方改革でどの会社も残業時間が減ってきています。ただ残業時間が少ないからといって仕事が楽になったわけではありません。会社での残業時間の計測方法で公表されている残業時間よりも多くの残業を行っている可能性があります。公表され ているデータの+10~20時間程度は残業時間があると考えたほうが良いでしょう。
内訳(職種別) | 残業時間 |
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正社員 | 24.2 時間 |
常勤嘱託/契約社員 | 7.1 時間 |
マイスター/プラチナマイスター/キャリアスタッフ | 8.3 時間 |
【73点】有給取得率の評価
有給取得率 | ポイント |
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73点 | 有給取得が多い |
株式会社NTTデータの従業員の有給取得率は 87 %%です。
有給休暇を取得するための理由付けが会社から提示されているため取りやすい。部署やグループによっては午前休、午後休、時間休などが存在する。 会社側も働き方改革により、有給取得の最低ラインは厳守されており、取得し易い環境が整っている。他者からの指導のもと、勤怠管理を 定期的な確認を行っており、その関係で事前に「希望日」を募り、社員全体のスケジュール調整を行う仕組みが整っている。
仕事は忙しいものの、有給を取得したい旨を伝えても叱られる事はなく取りやすい雰囲気になっています。基本は調整が必要ですが、十分に有給は取得できます。 なた上司自身が有給を度々取得することもあり、また上司の指示で取得を促すこともあり、そういう点でも取得しやすい雰囲気だといえま す。 ただ、部署やグループによってはかなり仕事が忙しい時期もあり、その場合は有休を申請しづらい雰囲気は否定できません。
仕事量や人員的にも有給が取得できるボリュームになっています。
女性の意見が通りやすい環境というのもあり、その点でも積極的に有給休暇が取得しやすい会社ともいえるでしょう。
最近は働き方改革でどの会社も残業時間が減ってきています。ただ残業時間が少ないからといって仕事が楽になったわけではありません。会社での残業時間の計測方法で公表されている残業時間よりも多くの残業を行っている可能性があります。公表され ているデータの1.5倍程度は残業時間があると考えたほうが良いでしょう。
有給取得率 | 87 % |
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【52点】女性管理職割合の評価
女性管理職割合 | ポイント |
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52点 | 女性管理職割合が普通 |
株式会社NTTデータの女性管理職割合は 10 % です。
女性社員に対する評価は男性と変わらずされているようです。女性管理職の育成も図っており、管理職においても男女比の均衡化が社風として定着してきているようです。間接部門では女性の管理職の割合が多い傾向があります。昨今のダイバーシティの傾向もあり、女性登 用をポリシーにしてきている部分も少なからずあり、多少優遇されている部分はあると思います。
管理職になっている女性の割合。せっかく入社した際には、それなりのキャリアを目指したいものです。ただ管理職層に男性が多い会社は、まだダイバーシティが完全に浸透していない可能性があります。
ただ管理職層をいきなり入れ替えることは難しいため、女性の採用割合が増えている会社は、徐々に管理職層での女性割合も増えていくと考えて良いでしょう。
内訳(職種別) | 女性割合 |
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係長 女性割合 | 14 % |
管理職 女性割合 | 7 % |
役員 女性割合 | 11 % |
会社から提供されている補足事項
〈 女性活躍推進の基本方針 〉「ダイバーシティ&インクルージョン」をグローバル競争に勝ち抜くための重要な経営戦略のひとつとして捉え、女性を含む多様な人財がその能力を最大限に発揮し、活躍し続ける環境づくりに積極的に取り組んでいます。
2008年より人事統括役員をトップとしたダイバーシティ推進室を設立し、2012年度からは、特に「女性活躍推進」、「働き方変革による総労働時間の適正化」に注力しています。
〈 女性活躍推進に関する取り組み 〉
女性社員の採用比率や女性管理職者数の目標達成に向けて以下を実施。
・キャリア形成支援研修
・管理職に対するダイバーシティマネジメント研修
? 社内ホームページにおける経営幹部のメッセージ発信
? 経営幹部がダイバーシティに関する自身の考えを発信
? 女性社員の育成計画の作成、モニタリングの実施
? 育児休職中・休暇中および休暇前社員を対象としたキャリア形成支援セミナー
? 育児・介護休職等から復職した社員を対象としたキャリア形成支援のための三者面談
〈キャリア継続の取り組み 〉
社員が安心して出産・育児・介護と仕事を両立できるよう、休職制度・短時間勤務の充実や社員の理解促進、利用しやすい環境整備を進めています。また、柔軟な働き方の推進を目的に、テレワーク等を活用した場所に捉われない働き方のほか、勤務時間の観点からフレックスタイム制度、裁量労働制を導入しています。
成果は以下。
・令和元年度「なでしこ銘柄」選定(2020年)
・「プラチナくるみん」認定(2019年)
・「準なでしこ」選定(2018年、2016年)
・経済産業省「100選プライム」選定(2017年)
・「えるぼし」3段階目認定(2017年)
・「くるみん」更新(2017年)
・ PRIDE指標「ゴールド受賞」(2018年、2017年)
・テレワーク先駆者100選(2016年)
・J-Winダイバーシティ・アワード 「ベーシックアチーブメント大賞」受賞 (2014年)
・経済産業省「ダイバーシティ経営企業100選」選定(2013年)
その他
・WEPs(女性のエンパワーメント原則)署名(2018年)
<認定申請に関する情報公表>
■採用に関する取り組み
・女性管理職/女性社員による就職説明会の実施
・理系女性向け就職説明会の実施
■労働時間等の働き方
時間外労働と休日労働の合計が、全ての雇用管理区分で各月全て45時間未満
■管理職に関する取り組み
・女性リーダーキャリア形成支援研修の実施
・女性管理職の目標値設定及び公表、育成計画管理
■多様なキャリアコース(直近3事業年度の実績)
・女性の非正社員から正社員への転換実績:2人
・過去に在籍した女性の正社員としての再雇用:13人
・30歳以上の女性の正社員としての採用:14人
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