目次
企業情報
会社名 | 株式会社 日立製作所 | |||
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業種 | 大分類:製造業 小分類:電子部品・デバイス・電子回路・電気機械器具・情報通信機械器具製造業 | |||
本社所在地 (都道府県) | 東京都 | |||
女性の働きやすさ認定表彰 | ||||
採用人数に占める女性割合 | (正社員)25.3 % (内、技術系)17.8 % (内、事務系)48.9 % | |||
採用競争率(女性) | (正社員(総合職))15.2 倍 | |||
全社員のうち女性の割合 | 19 % | |||
勤続年数 | (正社員)16.2 年 | |||
育休取得率 | (男性社員)37 % (女性社員)100 % | |||
平均残業時間 | 7.7時間/月 | |||
有給取得率 | 78.7 % | |||
女性管理職の割合 | (係長級) 12 % (管理職) 6 % (役員等) 8 % | |||
企業規模 | 5001人以上 | |||
データ基準日 | 2020年3月時点 |
女性の働きやすさ総合評価 89点
総合評価は89 点。Amazon風に5段階評価すると となります。人によって重視するポイントが変わってくるため、この総合評価89点だ けで判断しないようにしましょう。
メリット デメリット
「株式会社 日立製作所」の女性の働きやすさの評価をまとめると下記のようになります。
ポイントによっては気にな らない人もいると思います。何を大事にするかをよく検討してください。
良い点・メリット
- 社会的に表彰されており、女性向けの職場づくりの努力が社会的に評価され始めてきてる
- 男女の採用比率が少し偏っているが問題なし
- 男女社員の比率は適正の範囲
- 勤続年数は長い
- 育休取得率が高い
- 残業時間が非常に短い
- 有給取得が多い
- 女性管理職割合が普通
- 情報公開量が非常に多い
悪い点・デメリット
- 特になし
項目別評価
【90点】情報公開の評価
株式会社 日立製作所の情報公開度について評価していきます。
情報公開度 | ポイント |
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90点 | 情報公開量が非常に多い |
この企業は女性の活躍を意識した全ての情報を公開しています。
さまざまな情報を会社で率先して集めており、いつでも企業情報を公開できるように整理されています。あたりまえですが普段から情報を整理し分析することで、従業員の能力開発や女性の活躍を推進することができます。女性社員を重要視し「働き方の改革を自信をもって進めている」と言ってもいいでしょう。現時点で改革の成果が出ていない可能性もありますが、十分にやる気があるという会社です。
その点から女性に就職をオススメできる会社と言ってもよいでしょう
参考までにこの企業の情報公開項目は下記のような状態です。
情報項目 | 情報公開 |
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社会的評価データ | 公開済み |
採用データ | 公開済み |
社員データ | 公開済み |
勤続年数データ | 公開済み |
退職率データ | - |
育休取得データ | 公開済み |
残業時間データ | 公開済み |
女性管理職データ | 公開済み |
【40点】社会的評価
女性の働きやすさを重視した企業は、経済会から表彰を受けていることが多いです。確認してみましょう
社会的評価 | ポイント |
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40点 | 職場づくりの努力が社会的に評価され始めてきてる |
くるみん認定 | |
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プラチナくるみん認定 | 取得なし |
えるぼし認定 | |
イクメン企業アワード | 取得なし |
ユースエール認定 | 取得なし |
なでしこ銘柄 | 取得なし |
ダイバーシティ経営企業100選 | |
100選プライム | 取得なし |
均等・両立推進企業表彰 (年度) | 取得なし |
厚生労働大臣最優良賞 (年度) | 取得なし |
均等推進企業部門(年度) | 取得なし |
ファミリー・フレンドリー企業部門(年度) | 取得なし |
株式会社 日立製作所は社会的な表彰をいくつか受けています。1つでも受賞している場合はすごい会社だと考えてください。
女性に働きやすい会社として改革を進めており、さらに対外報告の点でも効果が表れてきている会社です。
この後説明する各項目評価で、勤務時間や残業情報も見える化されるようになっており、女性の働きやすさの可視化が進んでいると思います。
経済誌や求人誌でも女性に働きやすい会社として知られている会社になります。就職したとしても不当な扱いは受けにくいと考えてよいでしょう。
【69点】全採用数に対する女性採用数の評価
女性採用数の評価 | ポイント |
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69点 | 男女の採用比率が少し偏っているが問題なし |
株式会社 日立製作所の採用全体における女性の割合は 31% です。
女性採用数は問題ありません。ただ男女の採用比率が少し偏っています。ただこの程度の偏りは気にする必要はなく、十分に女性管理者を増やしたり、女性に活躍したりを期待できる会社といえます。一方で採用人数の関係で、女性同士の同期の競争もある程度は覚悟しておくべきだといえます。また会社によっては強いダイバーシティ推進により、妙な女性優遇がされている可能性もあります。このあたりのバランスはよく調査をしたほうがよいでしょう。
正社員 | 25.3 % | |||
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内、技術系 | 17.8 % | |||
内、事務系 | 48.9 % |
参考までに「採用倍率」も調べてみましたが、公表されていないようです。
【31点】全従業員に対する女性社員の割合の評価
女性比率の評価 | ポイント |
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31点 | 女性社員が少ない |
株式会社 日立製作所の全社員に対する女性社員の比率は 19% です。5人に1人は女性です。
全体の従業員数に対して女性社員が少ないようです。
女性の働きやすい環境を整え始めている状態です。女性社員が多ければ良いというわけではありませんが、企業の業種を踏まえて少ない理由をしっかり見極めていった方が良いでしょう。
もともと男性社員が多い会社の場合は、急激に女性社員割合を増やすこともできないため、女性社員の比率を気にすることはあまりないです。
どちらかというと「女性採用が増えてきているか」という「女性社員増加傾向」を重視したほうがよいですね。これが1以上になっていると、近年、女性向け採用を増やしていると言え、女性向け職場改革を意識しているといえます。
女性社員比率 | 19 % |
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女性採用比率 | 31 % |
女性社員増加傾向 | 1.0 |
【81点】勤続年数・離職率の評価
勤続年数の評価 | ポイント |
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81点 | 勤続年数は長い |
株式会社 日立製作所の女性勤続年数は 16.2 年 です。
世間一般的に、この会社の勤続年数はかなり長いようです。このような会社の傾向を説明していきます。
まず女性にとって重要な育児環境について、産休、育休も自由に取れる環境です。さらに子供行事にも融通がきく上に、もし出産や育児のために一度退職しても再雇用されるほど育児環境が整っている可能性が高いです。
給与面から見ると給料が高い、もしくはかなり安定している会社です。どちらにしろ、この会社をやめたとして、さらに良い給与境遇は得られないと考えている社員が多く、勤続年数が高くなっています。
仕事の量は、働き方改革にて残業が減っている傾向があります。シフト制の場合は、交代シフトの融通がききやすいなど、社員を考慮した体制が構築されており、他社に比べて残業が少なくワークライフバランスが良い可能性があります。こちらについては残業時間のデータ があれば、そちらで詳しく説明します。
社風や人間関係について、居心地はよく、社員同士が仲が良い場合が多いです。もちろん人間関係については部署やグループによって変わってきますが、総じて常識人が多いです。やくざみたいな語気の強い人は少なく、ストレスは少ない環境です。また会社のルールとして も一定度で自由に活動できる環境です。
キャリアについて、女性社員の比率や、ダイバーシティの推進度合いによりますが、昇給においても男性が過度に有利であることはないです。課長や部長に女性管理職もいることから、女性にも発言権がある会社になります。
長く務めている人の特徴として、気の強い女性は長続きする傾向がありますね。
勤続年数の内訳も紹介します。やはり職種ごとに勤続年数は変わります。自分が興味のある職種の勤続年数が少なすぎないかを確認してみてください。
内訳(職種別) | 男性勤続年数 | 女性勤続年数 |
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正社員 | 19.7 年 | 16.2 年 |
0 年 | 0 年 | |
0 年 | 0 年 |
また職種ごとの10年後 継続率も調べてみました。自分が興味のある職種がどれだけ社員がやめていないか確認して みてください。10年後の継続率は公開している企業や情報自体が少なく、分かり次第追加していきます。
内訳(職種別) | 男性10年後 継続率 | 女性10年後 継続率 |
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【66点】育休取得率の評価
育休取得率 | ポイント |
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66点 | 育休取得率が高い |
株式会社 日立製作所の女性育休取得率は 100 % です。
育休取得率の観点から見ると、世間一般的にこの会社は高い方です。
育休制度について育休後も職場復帰がしやすい環境が整えられているため、育休取得率は高いです。
雰囲気はグループや部署に限らず、女性社員は育休を取るのが当たり前と言う雰囲気です。女性社員通しも「育休を取られてると困る」とは全く思っていません。
女性の年齢の観点では、<女性管理職が多い場合>そもそも女性の管理職が多いことから、女性の権限も尊重されていることも注目するべきポイントでしょう
最終的に育休を十分にとることができます
女性の育休取得率については、ほぼすべての会社で高い傾向があります。そこで注目するべきなのは、男性の育休取得率です。男性の育休取得率が高いと男女ともに育休が取りやすい文化が育っていることになります。会社内がそのような雰囲気 になっているのは重要ですよね。
内訳(職種別) | 男性 育休取得率 | 女性 育休取得率 | |
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正社員 | 36.5 % | 99.6 % | |
0 % | 0 % | ||
0 % | 0 % |
【100点】残業時間の評価
残業時間 | ポイント |
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100点 | 残業時間が非常に短い |
株式会社 日立製作所の従業員の平均残業時間は 7.7時間 です。
この会社で行われている働き方改革は
・2016年度より全社運動として「日立ワーク・ワイフ・イノベーション」を始動し、全社一体となって働き方の見直しを推進
・毎年12月をワーク・ライフ・マネジメント/ワーク・ライフ・イノベーションへの職場・個人での取り組みを促進する月間とし、全社運動を実施
・長時間労働の実態把握と定期的な報告・フォローアップ
・定時退勤日の設定
・ITシステムを活用した、部下の時間外労働状況の上長PCへのポップアップ表示
・働き方の見直しに関するe-ラーニング
・時間や場所に捉われず効率的な働き方を実現する「タイム&ロケーションフリーワーク」の推進(在宅・サテライトオフィス勤務運用の柔軟化・簡素化、各種モバイルツールの配布、サテライトオフィスの増設、多様な働き方サポートホームページ開設 等)
・労使協同による年休取得目標の設定「計画年休・リフレッシュ休暇の取得率100%」 等
があるようです。
残業時間が世間一般から見ると、非常に短い会社のようです(実情は違ってそうですが)
働き方改革の影響で残業時間を計上しての仕事が認められていないため残業が少なくなっていると思われます。しかし月末など事務処理の繁忙時期になれば、1日あたり2~3時間程の残業を行っているのが実情です。
女性に限らず、自由度が高く仕事が終わったら早く帰る風潮があります。人によっては繁忙期は残業する人もいますが、会社全体として18時半を過ぎるとどんどん社員が帰りだすため残業しにくいです。定時内に効率よく仕事をして、プライベートを大事にしたいという人も 多いようです。
勤続年数が短い場合は、残業をするほどの仕事がない場合もあります。残業をしたくないので時間内におさめられるように計画を立てて遂行できるレベルの仕事量と考えて良いでしょう。
最近は働き方改革でどの会社も残業時間が減ってきています。ただ残業時間が少ないからといって仕事が楽になったわけではありません。会社での残業時間の計測方法で公表されている残業時間よりも多くの残業を行っている可能性があります。公表され ているデータの+10~20時間程度は残業時間があると考えたほうが良いでしょう。
内訳(職種別) | 残業時間 |
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正社員 | 7.7 時間 |
【66点】有給取得率の評価
有給取得率 | ポイント |
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66点 | 有給取得が多い |
株式会社 日立製作所の従業員の有給取得率は 78.7 %%です。
有給休暇を取得するための理由付けが会社から提示されているため取りやすい。部署やグループによっては午前休、午後休、時間休などが存在する。 会社側も働き方改革により、有給取得の最低ラインは厳守されており、取得し易い環境が整っている。他者からの指導のもと、勤怠管理を 定期的な確認を行っており、その関係で事前に「希望日」を募り、社員全体のスケジュール調整を行う仕組みが整っている。
仕事は忙しいものの、有給を取得したい旨を伝えても叱られる事はなく取りやすい雰囲気になっています。基本は調整が必要ですが、十分に有給は取得できます。 なた上司自身が有給を度々取得することもあり、また上司の指示で取得を促すこともあり、そういう点でも取得しやすい雰囲気だといえま す。 ただ、部署やグループによってはかなり仕事が忙しい時期もあり、その場合は有休を申請しづらい雰囲気は否定できません。
仕事量や人員的にも有給が取得できるボリュームになっています。
女性の意見が通りやすい環境というのもあり、その点でも積極的に有給休暇が取得しやすい会社ともいえるでしょう。
最近は働き方改革でどの会社も残業時間が減ってきています。ただ残業時間が少ないからといって仕事が楽になったわけではありません。会社での残業時間の計測方法で公表されている残業時間よりも多くの残業を行っている可能性があります。公表され ているデータの1.5倍程度は残業時間があると考えたほうが良いでしょう。
有給取得率 | 78.7 % |
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【42点】女性管理職割合の評価
女性管理職割合 | ポイント |
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42点 | 女性管理職割合が普通 |
株式会社 日立製作所の女性管理職割合は 8 % です。
女性社員に対する評価は男性と変わらずされているようです。女性管理職の育成も図っており、管理職においても男女比の均衡化が社風として定着してきているようです。間接部門では女性の管理職の割合が多い傾向があります。昨今のダイバーシティの傾向もあり、女性登 用をポリシーにしてきている部分も少なからずあり、多少優遇されている部分はあると思います。
管理職になっている女性の割合。せっかく入社した際には、それなりのキャリアを目指したいものです。ただ管理職層に男性が多い会社は、まだダイバーシティが完全に浸透していない可能性があります。
ただ管理職層をいきなり入れ替えることは難しいため、女性の採用割合が増えている会社は、徐々に管理職層での女性割合も増えていくと考えて良いでしょう。
内訳(職種別) | 女性割合 |
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係長 女性割合 | 12 % |
管理職 女性割合 | 6 % |
役員 女性割合 | 8 % |
会社から提供されている補足事項
・採用における競争倍率については、2000年度以降、女性の採用に力を入れているほか、特に技術系採用においては、理系の女子学生を対象としたキャリアセミナーの実施等、母集団の形成にも積極的に取り組んでいる。・平均継続勤務年数の男女の差異については、出産・育児と仕事の両立に関するセミナー(本人・上司が一緒に参加)や若手女性向けキャリアセミナーの実施により継続就業の支援、キャリア意識の醸成に取り組んでいる。
また、女性部下を持つ管理職を対象としたマネジメントセミナーの実施や、職場全体での働き方の見直しを通じて、女性を含む多様な人財が継続して活躍できる環境の整備を進めている。
・経済産業省「ダイバーシティ経営企業100選」選定(2013年)
・企業トップが「「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言」に賛同している
・時間外労働と休日労働の合計が、全ての雇用管理区分で各月全て45時間未満
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