人の噂は言い方や聞き方次第で、イメージを膨らませます。得た情報によって心理が左右されて、相手を詳しく知らない状態でも悪口に賛同する心理が働くでしょう。人のイメージとは怖いもので、周囲の言葉によって勝手に相手の人物像を描いてしまうことも。
では、悪口を言う心理の特徴と、言葉に惑わされない対処法についてお話していきますね。
目次
悪口を言う人の特徴
直接本人に言えない悪口の心理は、いろいろな感情がこめられています。誰かにわかって欲しいと思うだけではなく、一人で解消出来ずにネガティブな気持ちを溜め込んでしまう時も。人目を気にしながら噂話を楽しむ心理には、どのような特徴を持った人がいるのでしょうか。
ストレス発散として
悪口を言う心理に、ストレス解消として吐き出している場合があります。職場の噂は、同じ不満を抱えている人もいるため、快く思っていない人を挙げて周囲と一緒に悪口を言う心理。
誰かを悪者にすることで、ストレス発散を繰り返しています。その時は爽快な気分になりますが、噂話は一周周り自分の悪い噂まで聞くことも。悪口の心理は、聞くと秘密を共有しているような仲間意識を感じて話のメンバーに加わると、抜け出せなくなってしまうでしょう。
自己中心的な性格
自分を基準にするため思い通りに動いてくれない人には、悪口を言う心理が強くなります。自己中心的な性格は、自分から相手に合わせるといった気遣いが苦手。
プライドが高く気が強いため、同じようなタイプの相手とは仲良くなれない面があるでしょう。怒ると悪口の心理にスイッチが入り、周囲に当たり散らすような態度を取る人も。機嫌を悪くしないように、周囲が気を遣うことになるのです。
人の目を気にしてしまう
いつも周りを気にして媚びを売る性格も、悪口を言う心理に隠されている特徴。自分の評価や噂ばかり気にして、味方になってくれる人を探してしまうのです。
相性が合わない人の悪口を言って、心理的に追い詰める場合も。自分の弱さを隠して強気な姿勢で周囲に接するので、本心をさらけ出すことが出来ずに苦しい気持ちを抱えているでしょう。
攻撃的に見えるのは、自分を守るため。距離を置きたくなる存在ですが、寂しさを訴えている心理状態とも言えるのです。
悪口だと思っていないところも
陰口は相手を傷つける行為ですが、悪口を言う心理によっては悪意ではなく冗談のつもりで相手を傷つけている場合も。
調子に乗り過ぎると、限度を超えて人を不快にするのです。自分のトークに自信があっても、行き過ぎてしまうと相手を傷つけることを知っておく必要があるでしょう。
言葉のキツさに自覚がない
言葉は心に突き刺さる程、悲しみを感じることがあります。周囲の雰囲気に乗せられてしまい気分が良くなると、傷つける言葉を吐いてしまう場合も。
誰かに指摘されて我に返る人もいるでしょう。悪口の心理にはテンションが高い状態で発言すると、自分が何を発言したのかを覚えていない状態もあります。
ヒートアップする気持ちもわかりますが、自分の言葉には責任を持って発言したいもの。思いやりを忘れずに、考えて発言をしたいですね。
話すきっかけが欲しい
仲良くなりたい気持ちが、感情を出し過ぎて悪口の心理へと発展することも。話すきっかけが欲しくて、相手の良さを周囲に伝えているつもりが、馬鹿にしているような悪口に聞こえる場合もあるでしょう。
話し掛ける勇気がなく、周囲を巻き込んで仲良くなろうと空回りの状態に。周囲の受け取り方にも問題がありますが、集団になると悪い展開を望む人もいます。遠回りに気持ちを周囲にぶつけるのではなく、挨拶から話せるきっかけを探しましょう。
悪口を言う人と上手に付き合うには
悪口の心理には、聞いて欲しいだけではなく、話をする相手にも自分と同じ感情を抱いて欲しいとの思いがあります。悪口を聞いても返事に困り、微妙な空気が流れることも。
憂鬱になる会話ばかりではストレスになりますが、職場や近所づきあいのトラブルだけは避けたいですよね。近づき過ぎない距離感を保ちながら、接していくコツを覚えていきましょう。
良いところをさりげなく伝える
悪口を言う心理の中には、引き際がわからずに聞く人の反応を見ながら話す場合もあります。他の人の嫌な噂を聞きたくないと、はっきり伝えることも大切ですが、嫌そうな顔をしながら聞くと不機嫌の原因を作ることに。
上手く乗り切るには、最後までじっくり聞いてあげる姿勢を保ちましょう。しかし頷きながら聞いていては、同調しているのと同じ。相手の機嫌を損ねないように、悪い噂の対象者の良いところや誤解をしている部分を伝えるのがコツです。
ムキになって否定するのではなく、柔らかい表現を心掛けると凝り固まった悪口の心理が解けていくきっかけになるでしょう。
指摘することも大切
仲間同士で、悪い噂を言う人がいると悲しくなりますよね。ぎこちない空気が生まれるだけではなく、悪口の心理が他の仲間にも広がる事態が起こります。
お互いの粗を探すような関係になるのは不本意ですよね。黙って聞いている自分自身に、嫌気がさす人もいるでしょう。
仲の良い関係から、ギクシャクした関係になるのはあっという間。たった一言で、長年の信頼関係が崩れてしまうこともあるのです。友人の話を聞いて、相手を批判する内容だと感じた時は、言い過ぎていること教えてあげるのが優しさでしょう。厳しい言葉で避難せずに、違う話題に切り替えてその場の空気を変えるようにしたいですね。
会話に隙を作らない
悪口を言う心理になるのは、会話の流れが脱線した時に起こるもの。職場では、話が終わったらすぐ退散するといった流れを自分で作るのがポイントです。
終始一緒に行動を共にしなければいけない場合は、余計なことを言わずに聞き流してしまいましょう。聞いた後は、他の人に告げ口をしないこと。これ以上、悪口を広げないように心掛ける必要があります。自分の心だけに留めておきましょう。
まとめ
人が集まると、つい盛り上がってしまう悪口を言う心理。軽い気持ちで会話に参加すると、後から巻き込まれる可能性が高くなります。
噂話のような聞きたくない情報は、無理に聞いてもプラスにはなりませんよね。悪口の心理から繋がった人間関係には、お互いの足を引っ張り合うような感情が隠されている場合も。
嫌な面を見ないためにも、相手の良いところを多く見つけられる人間関係を意識してお互いにコミュニケーションを深めていきましょう。
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