遅刻する人の心理について、遅刻を普段からしない人にとっては許せない時もありますよね。ほんのたまにならまだしも、常に遅刻をしてくる人も。
このような人と、これから良い関係を築いていくには、心理を知ることが必要です。今回は、遅刻をする人の心理について見ていきましょう。
目次
悪いことだと思えない
遅刻を悪いことだと思っていない人もいます。このため何度でも遅刻を繰り返してしまうのでしょう。なぜ悪いと思えないのか、理由について考えていきましょう。
自分のペースを優先させているから
自分のペースを大切にしたい、自分のペースで生きていきたいと思う人は、遅刻をしたとしても、これが自分のペースなので問題ないと考えるのです。
人のペースについては、さほど気にならずどうでもいいと思っている場合も。それでも約束をしてしまうのは、つい勢いでする時もあるでしょう。
もしくは約束をした時には、ちゃんと行けるだろうと思っているから。ところが実際には行けずに、遅刻をしてしまう例は多いのです。
人の予定を考えないから
人の予定に対して、自分のものではないのであまり気にしない人もいます。でも約束は本来お互いの予定として大切にしなければいけないもの。
ところが、人の予定だと思うと別に自分とは関係ないからと考えているのでしょう。約束をするのは、時間を合わせてもらったり空けてもらったりするケースもあります。
でもこれを相手が勝手にしたのだから、と思う人もいるでしょう。この場合は、別に遅刻をしても悪かったとは思わないのです。
時間にルーズな方がかっこいいから
人によっては、多少時間にルーズな方がかっこいいと思い込んでいる場合もあります。約束の時間よりも少し早く来ることが誠意と思う人もいれば、ちょっと遅れて登場する方がかっこいいと思う人も。
人により考え方は様々ですが、約束はお互いに守るものです。このため、自分が相手にかっこよく見えたいという願望だけで、行動をするのはかなり困りもの。
これに対して、どう接していくのかをじっくり考える必要があると言えるでしょう。時間通りに来てくれる人を褒めるようにすると、自分はかっこ悪いのかも…とやっと気が付くかもしれません。
習慣になっているから
普段から遅刻が習慣になっている人もいます。このためすぐには直せない場合も。習慣や癖だから仕方がない、と開き直る人もいるでしょう。
小さな頃からそうしてきた
小さな頃からの習慣や癖となると、簡単には直りません。もし遅刻をして怒られた経験があっても、それはそれでなんとか乗り越えたと思っているので、また遅刻をしても大丈夫だろうと思っているのです。
遅刻をしても、たいして自分にお咎めがなかった人は、この習慣のままで大人になった可能性があります。
小さな頃から許されてきたため、今さらどうやって変えればいいのか分からないのでしょう。
誰にでも習慣はあると思っている
誰にでも習慣はあると思い、これが自分にとっては遅刻だと考えるので、そのままの自分でいようとするのです。
癖や習慣のない人なんていない、と自分を正当化するので遅刻をしても別に悪いとは思わないのでしょう。
この習慣に合わせてくれる人でなければ、別に離れてもいいと開き直るような場面も。これに対して、本当に離れてしまう人もいます。でもこの時になって、少し後悔をするような場合もあるでしょう。
相手が離れてしまう前に、自分を変える必要があることを伝えてあげるのも、相手の成長のために必要なのです。
たいしたことではないと思っている
自分にとっての癖や習慣は当然なので、たいしたことではないのです。「これくらい、いつものことだから」と考えているのでしょう。
例えば人を待つ側は、例え5分でも辛いと感じるかもしれません。でも遅刻をなんでもないと思う人にとっては、30分くらいの遅刻は日常茶飯事。
10分前に着いたとしたら、今日は良く頑張ったと自分を褒めるような人もいるでしょう。遅刻は遅刻でも、自分を労うような気持ちになるのです。
相手に対して甘えがある
遅刻をしても許してくれるだろうと甘えているので、遅刻をする人も。ここで遅刻をしたら、相手から怒られると思うと、遅刻をしなくなる可能性もあるのです。
付き合いが長い相手
付き合いの長いカップルや、親友に対しては遅れてもいいだろうと思う人もいます。「あの人なら許してくれる」と思い込んでいるのです。
このため、特に連絡もなく平気で遅刻をしてくる場合も。付き合いが長いから、自分の性格についてわかってくれていると思うのは、甘える気持ちが強いため。
もし遅刻をしても、嫌われたり去られたりしないという確信を持っているのです。でも本当は怒っていると相手に伝えないと、遅刻に対してもエスカレーとをするので気を付けたいですね。
遅刻しやすい相手
相手もどちらかというと遅刻をしてくると思うと、自分もいいだろうと思ってしまうもの。こうなると、どちらも苦しまなくなるかもしれません。
でもこれがお互いにとって習慣になるのは、これから先にあまり良いことではありません。このため、どちらかが「遅刻はしないでおこう」と相手に伝えるのが必要です。
今は許されても、これから先には遅刻が許されない場面も多いでしょう。このため、早い段階で直した方が良いと理解をするのが重要に。
目下に対して
自分よりも目下の相手との待ち合わせだから、遅れてもいいと思う人も。先輩や上司に対しては、遅れずにちゃんと来るのに相手が後輩や部下だと遅れてくるのです。
でも本来自分が目上なら、目下の人のお手本になるべき。目上の人にだけ良い顔をしていると、いつか目下の人から仕返しのような目に遭う場面もあるかもしれません。
まとめ
遅刻する人の心理は、自分の中での時計が一般的なものと違う場合も。でもそれでは通らないことは多いですよね。
自分ではこれで大丈夫と思い込んでいても、いざという時に困るのは本人なのです。周りに遅刻する人がいるとしたら、相手に遅刻は良くないと言うようにしましょう。
将来的に困らないために、そしてこれからも良い関係を築いていきたいために伝えれば、相手も遅刻をしないように、工夫をするようになってくるのです。
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