黙り込む心理については、話していて突然のことだと、どう接していいのか悩むもの。では黙り込む心理については、どのような思いがあるのでしょうか。
その思いを理解するために、どうしたらいいのかについてお伝えしていきましょう。
目次
返事を考えている
返事について考えている時に、黙り込むような心理もあります。自分の中で納得できる答えが見つからないと、いつまでも黙り込んでしまう時も。
真面目な性格の人に多い
できるだけ相手に納得してもらえる答えを理論的に出そうとするので、黙り込んでしまうのです。
適当に相手に対して返事ができる人なら、黙り込まずにすぐに何らかの返事をするでしょう。返事さえしておけばいい、と考える人もいるのです。
でもこれができないので、出来るだけ自分の納得できる返事を探し続けます。気が付けば、かなり時間が経過していることもあるでしょう。
あまりにも時間がかかっている…と思うのなら「そんなに考えなくても大丈夫だよ」と笑顔で言ってあげると、相手は安心して現段階での自分なりのベストな返事をしてくるでしょう。
気を使い過ぎている
相手に対して気を使い過ぎるタイプも、返事に困ってしまい黙り込む場合があります。相手に対して、どう思われてもいいと考えるとすぐに返事ができる時も。
でも相手が嫌な思いをしないように、嫌われないようにと思うと、返事についてかなり考えるようになるのです。
相手に期待されているように感じて、プレッシャーや負担のため黙り込んでしまう人もいるでしょう。
でも相手はさほど返事に対して注目をしていない場合も。でもこれをクールに言うと傷つけてしまうかもしれません。
「思ったままを言ってくれたらいいよ」と相手に言えば、かなり楽な気持ちになるでしょう。いつしか自分の心に浮かんだ内容ではダメだと、決めつけてしまっている自分に気が付くケースも。
相手に勝ちたい思いがある
相手に対して返事をする時に、相手が「これはすごい!」と思うような答えを言って、勝ちたい思いがあるのです。
勝つためには、最高の答えを出さないと…と思うので、黙り込んで考えているのです。でも考え過ぎて結果として、相手を負かすような答えが言えないケースもあるでしょう。
ここでかなり自信を無くす人もいれば、今度こそは!と思い、更に考えて負けない答えを言おうとする人もいるのです。
もしも相手が驚くぐらいの素晴らしい考えを言えたのなら、相手よりも自分の方が勝っていると思えますよね。
この思いを持つのを諦めたくないので、相手に対して黙り込んででも考え込んでしまうような人もいるのです。
話し下手
人と話すのが苦手なタイプは、突然の質問に対してどうしていいのかわからなくなります。相手に対しては、そんなにしっかりとした答えを求めていないのですが、会話が苦手なので、どの程度の答えが必要なのか分からないのです。
質問の返事ができない
質問をされると、これに対してどう答えるのがベストなのかを考えるので、質問の返事ができずに黙り込む人もいます。
以前別の人から質問をされて以事をしたけれど、答えを伝えてもなぜか相手の対応が悪かった経験があると、違う答えにしなければ…と思うので、時間をかけてしまうのでしょう。
よく聞かれるような質問内容に対しては、事前に答えを用意しておく人もいます。でも思っていたような質問ではなくて、予想をしていなかった質問が来た時には、かなり焦ることに。
元々話すのが苦手なのに、こういう時にはどうしたらいいのだろうと悩んでしまうのです。
話すのが下手だと思われたくない
黙り込んでおけば、話すのが下手だとは思われないという考えを持つ人もいます。でも他の人から見ると、この人は決して話すのが得意ではないと分かるはず。
それでも話してしまうと話下手だとバレるので、この際黙り込んでしまおうと思う気持ちもあるでしょう。
こうすれば、相手が「聞いた質問が悪かったかな…」と思い、違う話題を出してくれるはず。これを何度か繰り返すようにしていれば、話下手がバレることなく繊細な性格だと思われると信じ込んでいるのです。
でも相手としては、話しづらいな…と気を使い疲れてしまうでしょう。どの質問をすればいいのか分からずに、距離をとってしまうリスクもあります。
結果としては、もう少しフランクに接しておけば良かった…と黙り込んでしまったことを後悔するかもしれません。
相手に対して怒りの気持ちがある
相手とやりとりをして、いきなり黙り込む人もいれば最初から黙ってしまう人もいます。このどちらにも、相手に対して怒りの気持ちを持っている可能性があるのです。
先に謝らせたい
相手から話しかけてきた時に、何事もなかったような笑顔で来られるとムッとして黙り込んでしまうケースも。
相手に非があり、これに対して迷惑をかけられた思いがあるので、謝ってくるまで黙っておこうと考えているのです。
でも相手が鈍感なタイプの場合は、自分に非があるとは気が付かないでしょう。このためずっと黙り込んだままになってしまう可能性も。
この時間は無駄なものになりかねないので、相手の表情を見て怒っているように見えた時には、理由を聞くようにしましょう。
そして、納得をした場合には謝るようにすれば、相手からも「こちらにも非がある」と謝ってくるかもしれません。
失礼なことを言われた
最初は笑顔で話していた相手が突然黙り込む心理は、失礼な人だなと怒りの気持ちを持った可能性があります。
自分にとっては、あまり意味なく話した内容でも相手を傷つけるような内容もありますよね。
これに対して相手が怒りの気持ちを持ち、黙り込んでしまったのです。もしも思い当たる内容があるのなら、この時点で謝るようにしましょう。
「失礼なことを言ってごめんなさい」と伝えれば、相手が許してくれて笑顔でやりとりができるようになるのです。
まとめ
黙り込む心理については、相手の様々な感情が含まれている可能性が高いでしょう。深い意味なく、黙り込むというケースはあまりないのです。
何かをかかえているからこそ黙り込むので、相手の深い思いについて理解をしてあげるようにしたいですね。これができれば、相手と今まで以上に仲良くなれるはずです。
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