唇を噛む時の心理には、自分で思っているよりも深い思いが隠れている場合があるのです。ということは、相手が唇を噛む時にも同じように言えるでしょう。
今回は唇を噛む時の心理について、どのようなものがあるのかを見ていきましょう。
目次
言いたいことがあるけれど言えない
相手に対して言いたい、伝えたい言葉があるけれど、これが言えないような時。唇を噛むような場合があります。伝えられれば楽なのですが、それができないような時もありますよね。
相手を注意したい時
相手の行動が人に迷惑をかけているから、注意をしたい。でもここで言うと相手だけではなくて、周りにも聞こえてしまうので後にしようと思う気持ちもあるでしょう。
今すぐにでも言ってしまいたい思いを隠す時に、唇を噛んでしまう時があるのです。言えれば楽なのですが、今は言えないのでジレンマに陥る時も。
ここで、自分なりにセーブをするために唇を噛む心理がはたらくようなケースもあるでしょう。
相談をしたいと思う時
相手に対して、今の自分の悩みを相談したいけれど、これができないような時も。気軽に相談ができる人もいれば、自分の思いをなかなか相手に伝えられない人もいますよね。
伝えてしまうと、相手との関係が悪くなってしまいそうで怖いのです。どうでも良い相手に対してなら、気楽になんでも言えると思う気持ちも。
でも相談をした時に、相手にどう思われるのかを考えると口に出すのをためらってしまうのでしょう。
特に相手に対して気を遣い過ぎるタイプの人は、相談をして迷惑をかけたくない思いもあるので、ここでグッとこらえて唇を噛むのです。
どう表現していいのか分からない
相手に伝えたい内容を頭では分かっていても、この表現の仕方が分からない時もありますよね。
どう表現をすれば、相手に一番きちんと伝わるのだろう…と真面目な性格から思うような人もいます。
もし相手に対してこれがベスト!と思う表現の仕方が分かれば、とても気持ちが穏やかになり、自然に話せるようになるでしょう。
でもこれができないのは、自分が表現する能力がないから。そう思うので自分に対して厳しくなってしまい、唇を噛むような場面もあるでしょう。
叱られていることに我慢をしている
叱られても仕方がないことをしたとしても、相手の話を聞いているのは辛いもの。叱られている現実を受け入れにくい気持ちがあるのです。こういう時にも、唇を噛む場合があるでしょう。
現実として受け入れたくない
表面的には受け入れているフリをしていても、本当は受け入れたくない気持ちがあるのです。ここで心の中に現実を受け入れると、自分自身がとても辛いためでしょう。
もしも受け入れる強さがあれば…と自分に思う人もいます。でも受け入れられない自分に対して、仕方がないと割り切るケースも。
もしもなんでもひとまず受け入れておいて、後からサッと忘れてしまえるような人なら、唇を噛むような行動をせず、この場をうまくやり過ごせるでしょう。
叱られることをしていない気持ちがある
叱られてはいるけれど、叱られる覚えがないと反発をしたい気持ちがあるのです。なぜ叱られなければいけないの?と思い、不本意に感じているのでしょう。
相手は、こちらを叱ってそれで満足かもしれない。でも自分はとても嫌な思いをしているのです。でもこれを相手に知られると、関係が更に悪化してしまうケースも。
特に相手が目上の場合は、叱られている言葉をただ聞くしかないでしょう。でも聞く態度について嫌味を言われる時には、無意識に唇を噛んで「早くこの時間が過ぎてほしい」と思うもの。
頑張りたい思いがある
気持ちが負けてしまうような時でも、なんとか頑張りたいと思う場面も。唇を噛んで、努力をしようとする気持ちがあるのです。
元々頑張る性格
性格的なものもあるかもしれません。一度決めたことは投げ出さずに最後までやり遂げたいのです。
今までそうしてきたので、これからも同じようにしたいと思っている人も。仮にここで諦めてしまったら、自分を嫌いになってしまうように感じるのでしょう。
自分を好きでいたいと思うので、頑張りたい思いがあるのです。頑張る自分については、今までは認められたので、これからも頑張れる自分だけは認めていきたいのでしょう。
後少しで終わる!という思い
頑張っていることがあっても、いつまでもこの時間が続くわけではなくて、後少しで終わるようなケースも。
例えばスポーツクラブで、インストラクターとトレーニングメニューを決めて、それをこなすような場面がありますよね。
こういう時に、「後少しです」とインストラクターから言われて、本当は限界に近い状態でも、なんとかやり遂げようとする思いも。
こういう時に、弱い自分に負けないように唇を噛んで頑張ろうとするのです。
悔しいと思っている
自分の思うようにいかない、悔しいと思うような場面で唇を噛むのはドラマやアニメなどでもよくありますよね。実際に悔しいと無意識に唇を噛むような心理もあるのです。
相手に対してライバル心がある
相手をライバルだと思い、負けていると思うとかなり悔しい気持ちに。もっと相手よりも自分もレベルアップがしたいと思うのでしょう。
でもどんなに努力をしても、相手の方が優れている。これを知らされるような場面になると、悔しさを隠しきれないのです。
悔しいと口で言えないのは、プライドもあるでしょう。その代わりに唇を噛んで悔しさを紛らわせる人も。
思い通りに進まない
こうしたいと思うように、物事が進まない時がありますよね。これに対して、悔しさを感じて唇を噛む人もいるのです。
必ずこう進むはずと思っていたのに進まない。これに対して「なぜなの!」と怒りの気持ちと共に、悔しくなってくるのです。
悔しい!と思うのと同時に、唇を噛むようなことは人によっては習慣のようにありますよね。
まとめ
唇を噛む時の心理については、自分なりに深い思いを抱えている場合が多いのです。相手が唇を噛むような行動をしている時には、大丈夫?と優しく聞いてあげると、相手はハッとして現状に気が付く可能性も。
仲良くしたい相手なら、できるだけ相手のサインに対して気が付いてフォローをしてあげたいですね。
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