謝れない人の心理に対して「やりとりがしにくい…」と悩む機会もあるもの。でも謝れない人の心理には、深い思いが関係しているケースもあります。今回は、謝れない心理について一緒に見ていきましょう。
目次
プライドが高い
プライドが高い人は、自分が悪いと認めたくない思いが強いです。このため、謝れない心理がはたらくことが多いでしょう。
馬鹿にされたくない
相手に対して謝ると、馬鹿にされるようで怖いと感じる人も。このため、できるだけ謝らないようにしているのです。
頭を下げるのは、自分にとってどうしてもできないことだと感じるのは、プライドが邪魔をしているのでしょう。
プライドが高すぎると、大切な相手を失う場合もあります。そして、失って初めて後悔をするようなケースもあるでしょう。
自分を保ちたい
プライドが高い人は、自分を保ちたい思いが強いです。このため謝れなくなってしまうのでしょう。
自分を保ってきたけれど、これができなくなるのは耐えられない…。この辛さを感じる、とどうしても謝れなくなってしまうのです。
自分が謝った時について想定したら、プライドを失っている自分がいるようで、謝れない思いもあるでしょう。
プライドが高い人は、今までも人に謝るのを苦手としてきている場合が多いのです。でもなんとかやりとりを続けているケースもあるでしょう。
プライドが高い自分が好き
こんなに簡単には謝ったりしないと思う、プライドの高い自分を好きだと思う人もいます。プライドを大切にしているタイプは、これを守れる自分であってこそ、本当の自分だと思っているのでしょう。
これが思い込みの場合もあるのですが、これを認めることはしないのです。自分のしていることについては間違いではない、プライドをこのまま持ち続けたいと考えるのでしょう。
プライドが高いと人から指摘されても、変える気はあまりありません。なぜならこれが自分らしさだと信じ込んでいるからでしょう。
恥ずかしい思いがある
謝るのを恥ずかしいと思うので、謝れないという心理もあります。恥ずかしい思いをしたくないので、謝らないようにしているのでしょう。
照れ屋の性格
性格的に照れ屋の場合は、謝ると想像しただけでも照れるので絶対にできないと感上げるのです。
元から照れ屋の性格だと自分でもわかるので、謝るのも苦手になってしまうのでしょう。相手からもし責められるような機会があっても、やはり謝るのは照れてしまってできないのです。
真面目な場面ではどうも落ち着かないという人もいるでしょう。照れ屋の性格を少しでも直したいと思いながらも、なかなか直らない人は多いです。
認めるのが恥ずかしい
自分に非があるからこそ謝るのですが、これに対して認めるのが恥ずかしいという思いもあります。
自分の非に対して認めてしまうと、自分が今までしてきたのを悪いことだと自覚をするため、とても恥ずかしくなってしまうのです。
非を認めるところからスタートしたい思いもありますが、これができないのは性格的なものでもあるでしょう。
すぐには変えられなくても、段々と相手に対して自分の思いを伝えられるようになりたいですね。
謝って恥ずかしかった経験がある
今までに自分から詫びをして、恥ずかしい経験をした人もいます。こういうタイプの人は、またこういう思いをしそうで怖いのです。
謝るのは勇気が要るもの。精いっぱい勇気を出して謝ったけれど、相手がちゃんと受け止めてくれないような時もありますよね。
この時に、せっかく謝ったのに…と思い辛い経験をした例も。この場合には、謝って恥ずかしい経験をするのは、あの時だけで十分…とトラウマのようになっているのです。
素直になれない性格
素直になるのは難しいものです。自分の素直な気持ちを相手に伝えるのは信頼関係があってこそできるもの。でも素直になるのを難しい…と思う人は、男女ともに多いのです。
素直になった方が負けだと考えている
ここで素直な自分を見せると、これを負けだと考える人もいます。ここで勝ち負けについて考える必要はないのですが、素直さを見せると負けのように考えているのでしょう。
自分の中で思い込んでしまうと、これから先もなかなか素直にはなれないでしょう。素直になるのは、相手との関係を維持するためにも本来は必要なもの。
でも維持できなくなっても、素直になれない自分がいるのだから仕方がない…と諦めてしまう人もいるでしょう。
あまのじゃくな性格
素直に謝りたいけれど、ついあまのじゃくな性格が邪魔をしてしまうケースもあります。自分が、あまのじゃくかどうかは分かっている人は多いですよね。
でも今まで自分なりにこれが生きやすいと思い過ごしてきたので、変えるのが難しいのです。あまのじゃくだねと、人から指摘された経験を持つ人もいるでしょう。
でも何が悪いの?と思い、素直になれない人もいるのです。逆に言い当てられてしまうと、意地を張ってしまうケースもあるでしょう。
あまのじゃくな自分を丸ごと受け入れてくれる人を、本当は待っている気持ちもあるのです。このため、理解しようとしてくれる人を見ると、嬉しく思い素直になるような面もあるかもしれません。
どうすれば素直になれるかわからない
自分にとって、どうすれば素直になれるのかわからない人もいます。どうすれば素直になれるのか、教えてほしいと思う気持ちもあるでしょう。
でもどう頑張ればいいのかわからずに、無理をして素直になろうとしてもどこか不自然になってしまうのです。
不自然な自分を感じると、これではダメだと思うので「やはり素直になれない」と思ってしまうのでしょう。
素直になるには、自分の気持ちを打ち明けられる人を一人でも見つけて、ゆっくり自分の心を伝えていくところから始めたいですね。
まとめ
謝れない人の心理には、辛い思いもあるのです。素直に謝れる人を見て、うらやましいと感じる時もあるでしょう。
でも人はそんなに簡単に変われないと諦めてしまっているので、謝れない自分から変わることができないままなのです。
相手に対してできるだけサポートをしてあげて、謝りやすいようにするのもひとつの方法。先に謝ることで、相手から謝ってくる可能性もあるでしょう。
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