指を組む時の心理は、雰囲気と表情から感じ取ることがありますよね。潜在意識は手に表れやすく、言葉よりも早く心理状態を教えてくれます。
ちょっとした仕草に本音が見えることもあり、指を組む心理をみていくと、意外な思いが隠されているのです。それでは、早速みていきましょう。
目次
お願いの意味を込めて
体の前で指を組む心理は、祈りを捧げる姿にも見えますが、何かをお願いしたい気持ちの表れでしょう。この仕草の時に目が合ったら、ちょっと嫌な予感がする場合も。
身近にお願い上手の人がいると、面倒な仕事を押し付けてくることもあり、気付かれないようにその場から離れたくなることもあります。日頃から忙しい素振りをみせて、頼みにくい雰囲気を作ると、お願いのポーズで接してくる機会も減少するでしょう。
結果を期待している
テストやプレゼンの結果が気になる時、指を組む状態になることも。「最善の結果になるように」という、祈りの心境です。好きな人に告白をした後も、同じように指を組む心理が働くでしょう。
結果を待つ間は、時間がとても長く感じるもの。良い結果が出ることを、心の底から願っているのです。自分が求めている言葉を引き出したい時も、指を組みながら身を乗り出し、仕草でアピールします。
笑顔で接してくると、穏やかな雰囲気にも見えますが、当事者同士にしか伝わらない威圧的な空気を感じることもあるでしょうね。
助けて欲しい
年上の人や、普段あまり接しない人との交流の際「良好なコミュニケーションが取れるように」と、緊張を紛らわせるのが指を組む心理です。
緊張すると、言葉が早口になったり、頭の中が真っ白になったりしますよね。無意識に行い、落ち着こうとする仕草のひとつにもなるでしょう。
緊張感は周りにも強く伝わり、「この状況から助けて欲しい」という心理が、硬い表情や指を組む仕草に表れています。言葉に出せないくらい緊張して、周囲の力を必要としている場合も。黙っていても「気持ちが伝わる」と信じているのです。
考え事の最中
一点を見つめながら指を組むときは、頭の中で考え事をしている状態です。独り言をつぶやきながら、指を組むことも。声をかけるべきか、周囲が迷うオーラを漂わせることで、「そっとしておいて」とアピールしています。
心の奥深い部分から、考えを探し出している最中でしょう。思い詰めた表情が続く時には、一息つけるような声をかけたいですね。
悩みによる心の空回りを防ぐには、一息つける時間を設けることがポイントに。流れを変えると、答えを導き出せる瞬間が訪れるでしょう。
集中したい
指を組むと、心理的に安心感が生まれます。落ち着かなくて集中したい時に、無意識に指を組む仕草をしてしまうことも。安心感があると心が落ち着き、物事に集中する準備を整えようとしているのです。
指を組むと心理状態が安定して、居心地の良さを実感する人もいます。集中力を高めるには、そのための環境づくりをしたり、気持ちを整えたりすることが重要です。
集中力は心の準備次第で変わってきますが、不安や心配事を抱えたままでは、考えもまとまらないもの。周りの声をシャットダウンして、自分の声に耳を傾けたい思いが表れています。
気を紛らわせたい
浮かない表情をしながら、頭の後ろで指を組む心理は、気持ちを紛らわせたい状態でしょう。上手くいかなかったことを反省していても、ショックで立ち直れない心境になる人もいます。大きな態度にも映り、開き直ったのかと思われることも。
落ち込んだ気持ちを復活させるために、静かに心の整理をしています。時間の経過と共に、いつもの調子を取り戻して、笑顔を見せてくれるでしょう。
分かり合いたい
自分の感情を上手くコントロールできると、何事にも円滑な展開が期待できるもの。いろいろな姿勢で指を組むのは、心理状態を自分自身でコントロールしている場合が多いのです。
お互いがまだかみ合っていない状態のため、理解を深めたい思いが込められています。保守的な仕草ですが、弱さを周りに見せない工夫をしているのです。相手の様子をしっかりと観察しながら、歩み寄る方法を探しています。
警戒心を強めている
指を組む心理には、不安な気持ちや恐さが秘められています。恐さがあると、心の壁を作りたくなるものです。すぐに仲良くなれる時もあれば、親しくなるまでに時間をかけて、距離を縮める人もいます。周りに合わせるよりも、自分の気持ちを中心に考えるところがあるでしょうね。
仲良くなっても表面だけで、相手を信頼できないと思い込んでいます。目の前で指を組むことで、閉ざした心理状態を示しているのでしょう。
信じて欲しいから
相手の目をじっと見つめながら、指を組む心理には「信じて欲しい」という意味も。じっくり向き合って話し合う姿勢が、仕草になって表れています。「気持ちを分かってもらいたい」と、曲げられない意思が込められているのです。
強い意思には、相手の心を納得させるパワーがあります。全てをさらけ出して向き合うため、嘘や隠し事がない状態ですね。
心の奥では、恐さや不安な気持ちでいっぱいな心理が隠されています。でも分かり合いたい思いが強く、信じてもらいたいからこそ、先に相手を信じる決意が感じられるでしょう。
可愛さをアピールしたい
気になる人の前で指を組む時は、心理的に魅力をアピールしたい気持ちが込められています。「可愛い自分を見てもらいたい」と、視線を送り続けることも。意識した人には、好意を知ってもらいたくなる瞬間がたくさんありますよね。
同性には、わざとらしい仕草として印象が悪く見える場合も。しかし、異性の場合は好印象にとらえる人もいますので、時と場所を考えながら行う人もいるでしょう。
まとめ
指を組む心理は、無意識に自分自身を守ろうとする思いがあふれています。保守的な気持ちの表れとして、指を力強く組みますが、この仕草が感情を上手く抑える役割を果たしてくれる場面も。
シチュエーションに合わせて、恥ずかしくないように「ちゃんとしなければいけない」という思いが常に脳裏に秘められているのです。
緊張感を持続するのは大変で、息抜きをしないと疲れてしまいますよね。自分に負担をかけ続ける前に、周りにも同じような思いをさせていないか、改めて考えることが必要に。指の動きに注目して気持ちを汲み取ると、円滑な関係が築けるチャンスになるでしょう。
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