話し掛けにくい雰囲気と不愛想な表情で、嫌な気持ちを表現している人間嫌いの心理。雰囲気だけで感じ取ってしまいますが、心の奥では周りの人と打ち解けたいという思いが隠されているのではないでしょうか。
人間嫌いの心理には、過去の人間関係によって不信感を抱く場合も。しかし、生まれた時から人が嫌という感覚は持っていないもの。人間嫌いの心理を理解しながら、親しくなれるコツについてお伝えしましょう。
無視する人の心理には様々なものが隠れている!その気持ちについて
目次
嫌いになった理由を考えてみよう
人との距離を置く人間嫌いの心理には、嫌いになるきっかけがあったはず。心ない言葉や何気ない態度によって嫌悪感が強くなることもあるのです。誰の心にも人間嫌いの心理は潜んでいますが、人と接することが苦痛になると強い拒否反応を示すでしょう。
どんな場面でも人間関係はついて回ってくるもの。少しでも苦痛を取り除いてあげるには、嫌いになってしまった理由を考えると、相手の本当の気持ちが見えてくるでしょう。
話すのが苦手
苦手意識から、人間嫌いの心理が強くなることがあります。何を話したらいいかわからなくなると、言葉に詰まってしまう人も。自分から話し掛けずに、声を掛けられるまで待っている姿は、話したくないのかと周囲に勘違いされることがあるでしょう。
関わらないように自ら避けて行動していると、周囲との距離が離れて孤立する場合も。次第に面倒と感じる人間嫌いの心理は、急に嫌いになるのではなく少しずつ距離を開けていく感覚で、人とのコミュニケーションを避けていきます。
話すのが苦手な人は、自分からは声を掛けにくいもの。疎遠になる前に、周囲が気に掛けることが大切。目が合った時や定期的に話す機会を設けると、人間嫌いの心理になりにくいでしょう。
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過去の人間関係で裏切られたから
人間嫌いの心理には、過去の人間関係で辛い経験をしたことをきっかけに、心を閉ざしてしまう人も。信じられなくなった出来事や悲しい経験は、人との関わり方を変える場合があるのです。
同じことが起きないようにと、心の中で壁を作り警戒している状態なので、傷が癒えない限り人間嫌いの心理から抜け出すのは難しいでしょう。
相手の嫌がることや避けているものに対しては、触れないように接していきます。周囲を受け入れてくれるまでは、深入りせずに待ちましょう。
諦めずに接していくと、過去にあった辛い出来事を打ち明けてくれるかもしれないので、逃げずに一緒に向き合う姿勢が求められます。
自分が嫌いの可能性も
人間嫌いの心理は、他の誰よりも自分のことが嫌いで認めたくない人も。周囲と比較しやすく、自分をダメな人間だと思い込む人間嫌いの心理が、近寄れない雰囲気を作っているのです。
自分を受け入れられずに心をシャットダウンしていて、これ以上惨めな気持ちになりたくないとの思いが強く表れていることも。
弱さを隠すのが苦手な性格も、人と関わらないようにしている理由かもしれませんね。プライドの高さもありますが、自分の優れている点に気付くと周囲に対する接し方が変わるでしょう。
自信が持てない
何に対して自信が持てず、苛立ちさえ感じてしまう人間関係の心理。心の内側の葛藤は、表現出来ずに不機嫌な雰囲気が漂っています。話せる人がいても、声を掛けられずに考えてしまうのです。いろいろ考えていくうちに、一人でいる選択をする場合も。
直接関わるのが難しいですが、自信が持てずにいる人間嫌いの心理には、自信を持たせながら距離を縮めていきます。焦らずに時間を掛けたコミュニケーションから始めましょう。
否定されるのを恐れている
自分自身を否定するよりも、周囲に否定されるのは怖いですよね。嫌われていると思うのが、人間嫌いの心理にみられる感情。嫌われていなくても、嫌われていると感じてしまうところがあるでしょう。
思い込みが激しくなると、全てをネガティブに変換して受け止める悪い癖も。人よりも敏感に感じ取ってしまう人間嫌いの心理は、怖がりですが人一倍の優しさを持っています。
そっけない態度には悪意がないので、歩み寄るにはお互いの持っている偏見を崩すことがポイントに。お互いの警戒心を解きながら、人間嫌いの心理を和らげます。
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良いところは必ずある
人間嫌いの心理には、自分から歩み寄れずに悩んでいることがあります。消極的な性格でもあり、偏見や思い込みから見える嫌な部分から、相手のマイナスなイメージばかりが印象に。
相手の閉ざした心をほぐすには、お互いの良さを知ることから始まります。印象が良くなると、話の受け取り方も変わりますよね。良さを見つけるには、しっかりと観察することが大切。噛み合わない時は、マイナスに捉えずにプラスに受け取ると見えなかった良さに気付けるでしょう。
興味があるものから仲良く
人間嫌いの心理には、頑なに拒む頑固さがあります。人との交流を諦めたかのような徹底ぶりに、仲良くなることを断念しそうになりますよね。
しかし、自分の興味があるものには、そっと歩み寄ってくる可能性も。人間嫌いというよりも、興味がなかっただけという心理の人もいるのです。仲良くなれるきっかけは突然やってきますので、相手の小さな反応を見逃さないようにしましょう。
寡黙な雰囲気も個性のひとつ
話し掛けても反応しない寡黙な性格も、人間嫌いの心理にみられます。反応が薄いことを自分自身で気にしている場合も。リアクションの薄さが期待外れだとがっかりする人の表情を見る度に、責められているような心理状態になってしまうでしょう。
声が小さくても、笑いのツボがズレていても個性のひとつ。周りと同じリアクションが出来なくてもいいのです。寡黙な雰囲気もその人の良さ。
反応に過度な期待をするのは、プレッシャーを与えてしまうでしょう。相手の返事に期待するのではなく、気軽に流せるような雰囲気を持って接していきたいですね。
まとめ
人間嫌いの心理は、人一倍周りに気を遣っているからこそ生まれた気持ちです。対人関係で疲れた経験が積み重なってしまった状態ともいえるでしょう。
初めからフレンドリーに接しても、人間嫌いの心理を強化させてしまうだけ。無理やりではなく、相手の心理状態を確認しながら距離を縮めていくといいですね。適度な距離を保ちながら、心の内側をさらけ出して少しずつ信頼関係を築いていきましょう。
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