仕草や言い回しなど、嘘をつく時、人はいつもとは違ったサインを出すことがあります。しかし、嘘が上手い人もいるので、普段から相手を観察しておくと嘘つきの心理に気付けるのです。
相手の嘘を見破るには、嘘つきの心理を知ると簡単に見破れることが出来ます。それでは、嘘を見抜くコツをこっそりお話しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
目線で怪しいかチェック
嘘つきの心理は、目線で分かってしまう場合があります。考える時、人は無意識に目が動くもの。自分の記憶を思い出そうとする時は左上、記憶ではなく考えている時は右上を見てしまうのです。したがって、嘘つきの心理が働く時の目線は右上に。考えながら言葉を選んでいる様子が解釈出来るでしょう。
一生懸命バレない嘘を考えている時は、思考を巡らせている状態です。イメージしながら事実のように話をしなければならないので、常に心の中は余裕がないもの。つまりその場の反応で、新たに嘘を考えるという心理状態の中での嘘になります。
相手の嘘を見抜くには、まず考えている最中にこちらから話しかけることです。嘘を考える隙を与えない作戦で、相手の心理を動揺させましょう。
会話の流れでわかる
言葉のキャッチボールは、嘘つきの心理を見破るチャンスです。こちらからの質問をオウム返しのように聞き返して、答えないようにするのは要注意。
聞きたい内容をはぐらかそうとしている心理が、会話の流れにハッキリと表れています。違う言葉に変えて聞き出そうとしても、上手く交わそうとする様子はまさに嘘つきの心理でしょう。
明らかに会話が進まないような雰囲気に、聞いている側はおかしいと気付いてしまうのもの。一方で、見抜かれないようにと、嘘が分かってしまうことをビクビクしながら考えているので、自分の会話の不自然さに気付かない人もいるのです。
答えてくれようとしない会話にイライラしますが、相手の言葉の中にヒントが。全く関係のない会話を盛り込みながら、相手の警戒心をほぐして本音を聞き出しましょう。
記憶の曖昧さから真実が
知られたくない内容や、自分にとって立場が弱くなるような出来事は隠し通したいのが嘘つきの心理。元気に話していたのに、確信に迫られた言葉や質問を聞いた瞬間、緊張感が走り曖昧な言葉で濁して会話に勢いがなくなる人もいるでしょう。
このテンションのギャップに驚かされる場合もありますが、いきなり曖昧な発言ばかりが繰り返されると疑いの目を向けたくなりますね。
前後の出来事はハッキリと覚えているのに、肝心なことになると答えが二転三転となる嘘つきの心理には、相手にどうしたら信じてもらえるかを探っている状態。相手の感情や言葉に対して、いつも以上に気にしている様子を感じるでしょう。
口調の早さも要注意
嘘つきの心理には、話し方にも変化が表れ見抜かれる時もあります。バレないようにと早口になる人もいれば、自分から話し出すタイプではないのに、ある出来事に対して自ら話し出す人など気になる点も。
早口になる心理は、不安や緊張感が隠されていることがあります。そのことから早口は、嘘つきにみられる話し方とも言われているのです。この時間が早く過ぎ去ってしまえばいいとの思いが込められているのです。
いつもの早さなら気にならないのに、いきなり早口で多くの言葉を話し出されると、何があったのかと印象に残りますよね。口調が早くなった内容を再度聞き直して、相手の反応を伺いましょう。
顔や体の一部を手で隠そうとするしぐさも
嘘つきの心理を紐解いていくと、落ち着かなくなるので隠したい気持ちが強く表れます。そのことから、口元や耳を触って隠す仕草や、ポケットの中に手を入れて動きを見せないといった仕草を繰り返すことがあるでしょう。
落ち着かない時は、何かに触れていないとじっとしていられない場合があります。うっかり話さないように、口を隠して自分自身に言い聞かせている場合も。仕草から、相手の嘘つきの心理が見えてしまうことがあるのですが、挙動不審に見えてしまうような仕草に違和感を覚える人もいるでしょう。
あまりに落ち着きのない手の仕草が気になった時は、ソワソワしている原因がどこかに隠されています。隠していると意識して接していくのが見抜けるコツです。
うわの空で会話が噛み合わない
会話中、ずっとうわの空状態で軽い相槌くらいしか返ってこないという時は、嘘をつかれているのではと疑いたくなりますね。感情がないような心のない返事は嬉しいものではありません。
でも相手は隠したいことを考えるだけで精一杯という心理状態なので、深刻な悩みがある可能性が高いでしょう。
この嘘が分かってしまうと、取り返しがつかなくなってしまうとの思いが、会話にも耳を傾けられない原因かもしれません。
様子がおかしいと思った時は、問い詰める状況を作るのではなく、信じてあげる姿勢を見せると真実を受け止めることが出来るでしょう。
なかには嬉しい嘘も
嘘つきの心理は、後ろめたさを感じると目を合わすことが出来ません。背中を向けて話をしたり、遠くばかり見てこちらをみようとしてくれなかったりする時には、隠し事があるのかもしれませんね。
嘘つきが見破られないために、隠し通せない表情を相手に見せないようにしているのです。サプライズで何かをプレゼントしたい時も同じような怪しい態度に感じますが、嬉しい隠し事もあります。
友達同士や恋人、家族といった親しい関係では、嘘つきの心理はすぐ見抜ける場合がほとんど。そのため、嬉しい嘘はなんとなく察してしまうケースも少なくないでしょう。しかし、気付かないフリをするのも優しい嘘です。お互いがお互いのためにつく嘘つきの心理は、温かい気持ちにしてくれる優しさを感じることが出来るでしょう。
まとめ
嘘をつかれた後で知る悲しさや怒りよりも、嘘つきの心理を事前に知った上で接していくと、感情的にならずに冷静な判断が出来ます。相手を責めたくなるかもしれませんが、どうして隠そうするのかといった理由を考えたいものです。
お互いにモヤモヤした気持ちが残ってしまう「嘘」。もっと上手に隠して欲しいものですが、深い関係になればなるほど分かってしまいます。後から後悔をしないために、どんなことでも受け入れてあげられる心の余裕を持って接していくことが大切です。
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