目を見ると、相手の気持ちがわかる視線の心理。恥ずかしくて目を合わせるのが苦手という人もいます。自分の胸の内を読まれてしまいそうで、目線をそらしてしまうことも。
目から感じる心の内側は、言葉に表せない気持ちが込められている場合があるのです。表情や言葉で心の奥を読まれないようにしていても、見つめる力に気持ちがしっかり表れています。それでは、視線から読み取れる心理に触れていきましょう。
目次
目の向きが気持ちを表す
視線の心理を知る時は、黒目の方向が決め手。無意識に見ている目線から、相手の心理が見えてきます。嘘をついているのか、本心を語っているのかを探るには、見ている方向が真実を教えてくれるでしょう。
心の内側では、どんなことを考えているのかを知りたくなったら、視線の向きを確認するのがポイントです。
記憶を振り返る時は利き手の反対側
今までの行動や出来事を振り返る時、利き手とは反対の方向を見ます。こちらの質問に、たどたどしく言葉を考えながら発言する姿を見ると、嘘をついているのではないかと疑いたくなりますよね。
必死で記憶を辿っているため、嘘っぽく聞こえてしまうでしょう。過去の行動を思い出している視線の心理は、隠し事をしている訳ではないことがわかります。
何気ない時に、相手の利き手がどちらなのかをこっそりチェックしておくと、いざという時に見極められるでしょう。
嘘や想像は利き手方向を見る
言い訳を考える時や嘘をつく時、利き手側に視線を向けます。心理を覗いてみると、想像や妄想を脳内で描いている状態なのです。
彼氏や友人と会話の最中に、目線を利き手側に向けて話をすることが多いと感じたら、嘘をついているか話を盛っている可能性が。平然さを装っていても、心の中ではドキドキしていることがあるでしょう。
視線の心理から、動揺している様子が見えるので、普段から目を見て相手の変化を気に掛けておきたいですね。
チラチラ見るのは言いたいことがある時
チラチラ見る心理は、相手に言い出せない気持ちを隠していることがあります。モジモジしているようにも見えるのは、恥ずかしさを秘めているだけでなく、伝える機会を伺っているから。否定されたくない思いが視線の心理から伝わってくるでしょう。
睨むように見える場合は、良くない気持ちを聞く可能性が高いですが、険しい表情をしていないのであれば、嬉しい内容を伝えようとしている状態です。こちらから、話し掛けて反応を確かめてみるのもコツですね。
コンプレックスが多い時ほど視線をそらす
自分に向けられた気持ちだけではなくて、相手の弱い部分を知ることが出来るのも視線の心理。弱さを目から感じる人もいるでしょう。
苦手な相手との遭遇は避けたいものですが、相手が嫌いという訳ではなく、自分の劣等感から逃れたい思いが隠されているのです。
自分がどう思われているのかを知りたい時だけでなく、視線の心理は相手の心の中の抱えている悩みも表す場合もあるでしょう。
目を合わせないのは不安で怖いから
視線の心理を読み取る時、目を合わせずに話をしようとする人がいます。これでは相手の心理が読み取れにくいですが、コンプレックスから視線を合わせない心理が働いていることがあるでしょう。
気持ちを知られたくないと思うのが、相手に好意がある時です。これは視線の心理から、自信のなさが強く表れている状態。そのため、好きと知られたくない思いと、振られてしまうだろうと否定的な気持ちが交差しているのです。
マイナス感情が強くなっているので、目を合わせることが怖くて、心の葛藤を繰り返して悩んでいると言えるでしょう。
キョロキョロしているのは自信がないとき
落ち着かない視線の心理には、人見知りや自信がない気持ちが隠されています。緊張しているのでまばたきの早さも気になりますが、慣れるまでの間はプレッシャーをかけないようにするのがコツ。
挙動不審のようにも見えて、こちらが対応に困る場合もありますが、相手も自分の気持ちを落ち着かせることで必死になっているのです。緊張し過ぎてしまうと、あらゆるプレッシャーを感じることも。周りの雰囲気が掴めると、少しずつ緊張が解けて目の動きも落ち着いてくるでしょう。
ちなみに視線をそらす場合の特集記事です。こちらもよく読まれています。
興味があるとしっかり見る
感情がぎっしり込められている視線の心理には、相手に気持ちを訴えていることも。気付いて欲しいと願いながら、じっと見つめる場面もみられます。
男性は、好きな女性が楽しそうにしている時にじっと見ますが、女性は好きな男性が語り掛ける時にじっと見つめるところがあるでしょう。このように、見つめるタイミングも男女で違うのが視線の心理です。
まっすぐな目線は揺るぎない気持ち
会話をしている時のまっすぐに見つめる視線の心理は、自信の表れや支配したい思いが隠されています。本音で向き合いたい気持ちが視線に表れているので、好きな人や大切な人に向けることが多いでしょう。
しかし、あまり相性が良くない相手の場合は、討論になってしまう場合も。本気で向き合っていると感情が高まりやすいので、相性の良し悪しによって視線の心理が真逆に作用します。気が合わない相手とは、極力目を合わせないようにしたいですね。
キラキラした瞳に見えるのは瞳孔のせい
気になる人を見掛けると、目を大きく開いて姿を焼き付けておこうという視線の心理。集中して目で追いかけると、キラキラした瞳として周囲に映るでしょう。
好奇心や興味があるものが視覚に入ると、瞳孔が開いて情報を取り入れようと必死になります。気付くと目で追ってしまうのは、本能で求めてしまうからなのです。目の輝き方によって興味の有り無しがわかるように。気になる人の瞳孔が開くように、興味を持ってもらえる存在を目指しましょう。
見つめ合う心理は別記事でまとめています。
まとめ
視線の心理には、言葉に出せない気持ちが隠されています。仲良くなりたい思いだけではなくて、自分の一方的な感情も込められているのです。
視線の心理と聞くと、恋愛を思い浮かべる人もいますが、人間関係をプラスにするヒントになります。目を見て何を思っているのかを事前に把握するだけで、距離を縮めて関係の悪化を防ぐことも。
言葉だけではわからない本心を知りたくなったら、視線から感じた相手の心の声に耳を傾けてみましょう。
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