おせっかいになる人の心理について、ありがたいと思う時もあれば、あまりにも過度なので迷惑に感じることも。
今回は、おせっかいになる人の心理について、どのようなものがあるのかを知っていきましょう。
目次
自分なりの信念がある
自分で、人に対して親切にするという信念を持っているのですが、この信念が強すぎておせっかいになってしまう人もいるのです。
これでいいと思い込んでいる
親切にしているつもりなので、おせっかいのつもりは全くないため、これでいいと思い込んでしまっている人もいます。
でも相手から見ると、明らかにおせっかいだと感じて不快になる場合も。でも自分ではこれでいいと思い込んでいるため、相手の表情や態度に気が付かないのです。
自分はこれでいいと思い込む人は、相手の様子を見る心の余裕を持っていない例も。余裕がないわけではないのですが、様子を見る必要がないと思っているのでしょう。
本当は相手に対して、これで大丈夫かな…と気にする時も必要なのですが、自分が正しいと思うので、気にする気持ちにならないのです。
褒められた経験がある
自分の行動により「〇〇さんは、本当に親切ね」と褒められた経験のある人は、これでいいと思う気持ちが強いのです。
相手はお世辞で言っただけかもしれないのですが、自分ではこれを真に受けてしまい、このままの自分でいればそれでいいと思うのでしょう。
褒められた経験が多い人ほど、おせっかいになりがちです。人からおせっかいだねと言われるのは、あまりないもの。
このため、いつのまにかおせっかいになってしまう人も多いと言えるでしょう。
人から好かれたい
人に好かれるのを望んでいるので、いつの間にかおせっかいになってしまう人も。どうすれば人に好かれるのか分からないので、程度について加減ができないのです。
実は不器用な場合も
おせっかいになる人は、実は不器用な場合もあります。自分でこれに気が付いているので、器用に見せようと努力をするケースも。
器用に見せる方法として、親切な自分を演じようとするのでしょう。でも自分では演じられて満足でも、相手はこれにより辟易していることもあるのです。
これに気が付くには、相手の様子を見る必要があるのですが、不器用な性格のため相手の気持ちにまで気が回りません。
結果として、おせっかいな人だと思われて避けられてしまうようなリスクもあるでしょう。
好かれる方法だと思っている
人に対して、できる限りのことをするのが好かれる方法だと思っているのです。確かに人によっては、親切にされると嬉しく感じて相手に好意を持ちますよね。
でもこれにも程度があるのです。あまりにも相手に対して必要以上に関与すると、相手は引いてしまうようになるでしょう。
「これをすると引かれる」と自分で分かれば良いのですが、なんとなく最近冷たいかも…と思うだけなのです。
結果として、好かれる努力は無駄に終わってしまい、関係も悪くなってしまうパターンもあるでしょう。
自分の魅力の見せ方だと思っている
自分はこんなにも魅力があると、相手に見せたい思いがあります。魅力的な人だなと思えば、同性からも異性からも好かれますよね。
自分の魅力をアピールするためには、親切でよく気の付くところを見せたいのです。実際にこれを見て、魅力的だなと思われれば良いのですがそうとは限りません。
こちらの気持ちを考えずに行動をする人と思われて、厄介な存在のように見られてしまうケースもあるのです。
自分の魅力をアピールする方法を間違ってしまう人も、おせっかいになりやすいと言えるでしょう。
優しいと思われたい
相手から優しい人だと思われたいので、思いやりのある接し方を心掛けることも。でも上手くこれが相手に伝えれば良いのですが、そうではない場合もあるのです。
押し売りのような状態に
優しい人だと相手に対して思われるために努力をしても、親切の押し売りのようになってしまう可能性も。
でもそうなるかもしれないという想像力が持てないので、いつの間にか相手が引いてしまい、やりとりが疎遠になってしまうのです。
ただ、優しくしたかっただけなのに…と残念に思う時もあるかもしれません。でも親切にする時なのか、どのくらいそうするべきなのかを理解しなければ、結果として相手が迷惑に感じる時も。
これを理解していない人の場合は、何度も同じことを繰り返してしまうのです。同じ人に対してしてしまう例もあれば、違う人に対して同じようにしてしまうパターンも。
結果として、どんどん周りから人が去っていくような例もあるでしょう。
いい人を目指している
「あの人はいい人ね」と思われるのを目指しているので、自分なりには気を遣って接している人もいます。
でもいい人を目指したとしても、感覚は人により違いますよね。ある人から見て親切だと思われる内容でも、違う人から見ると迷惑になるケースも。
誰にでも同じように接してしまうと、人それぞれが違うものを求めていると気が付かないままなのです。
いい人を目指しているつもりでも、誰にとってもいい人になるのは難しいもの。行き過ぎの行動をしてしまうリスクもあるでしょう。
目標にしている人物がいる
人から好かれて、親切な人物を見て「私もあの人のようになりたい」と思っている場合もあります。
でも同じような行動をしたとしても、この人からなら嬉しいけれど、この人からはされたくないというケースも。
同じような行動をすればいいと思っているので、真似をするような場面もあるのです。表面で見える性格だけを見て、同じように人と接してみてもうまくいかないもの。
こういう時には目標にしている人物と、一度よく話すようにしてみましょう。なぜ人から好かれて、慕われているのかが分かる場合もあるのです。
まとめ
おせっかいになる人の心理には、良かれと思って…ということもあるでしょう。でもこれは自分から見てそう思うだけのこと。
こちらの行動に対してどう思うのかは、相手次第なのです。親切にしているつもりが、おせっかいになってしまう可能性は、誰にでもあるもの。
自分自身の行動について、これで本当にいいの?と一度考えてみる時間を持つようにしてみましょう。
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