自慢する心理について、理解しづらい…と悩む人もいるでしょう。でもその心理は案外簡単なものもあるのです。自慢する心理について一緒に見ていきましょう。
目次
自分を知ってほしい
自分のことをもっと知ってほしい思いから自慢をする場合もあります。自分を知ってもらうためには、自慢をするしか方法がないと思う人も。
不器用なタイプが多い
自分を知ってもらう方法が他に浮かばないところから、不器用な性格が想像できますよね。自分でも不器用だと思っているので、なんとか自分を変えたい思いもあるかもしれません。
でも自分を変えるのはなかなか難しくて、それができないため自慢をして自分を知ってもらうしか出来ない不器用なタイプの人もいるでしょう。
認めてほしい
自分の存在について、今まで頑張ってきたことについて認めてほしい思いから自慢する心理もあります。
自分を認めてほしいと思っても、相手があまり興味を持っていないように見えると、とにかく自慢をして、自分の存在や努力について知ってほしいと感じるのでしょう。
認めてくれた!と思うと、自慢をすることが減る場合もあります。自慢を聞いてあげないと、何度でも自慢話をしようとしてくるケースもありますので、少しは相手の自慢話を聞いて相手を認めてあげるといいですね。
相手に対して、努力を認めてあげる言葉を伝えると、相手の心が癒されて幸せを感じるでしょう。
寂しがりの性格
寂しがりの性格の人も、自慢をする心理があります。なんだか一人ぼっち…のように思うため、これが寂しくて自慢をして人と話したくなるのです。
人との距離の詰め方が分からないので、自慢をして一緒にいる時間を持とうとする人もいるでしょう。
でも自慢ばかりしてくる人を見ると、離れたくなってしまう気持ちになる場合も。でも自慢をする人は、これに気がつかないのです。
自慢をすると人が離れていくとは思わずに、人が寄ってきてくれると信じながら自慢をしてくる場合が多いでしょう。
好かれたい思いが強い
人から好かれたいと思うため、自慢をする心理もあります。人からどうすれば好かれるのか…悩んだ結果、自慢をするという場合もあるでしょう。
すごいねと言ってほしい
特に自分にとって気になる人や、気に入っている人には自慢をしたくなるもの。それは「すごいね!」の一言が欲しいからなのです。
でもここで相手を褒めるような言葉を言ってしまうと、調子に乗ってどんどん自慢がエスカレートする可能性があるでしょう。
もう自慢は聞きたくない…と思った時には、相手が自慢話をしてきたらほどほどに聞くだけにして、その場を離れた方が賢明です。
何度か同じようにしていれば、さすがに「この話はマズイのかな…」と相手も気がついて自慢話を控えるようになるでしょう。
かっこいいところを見せたい
男性の場合は、かっこいいところを見せたい心理があります。このため自慢話をしてくるのです。自分をかっこいいと思えないからこそ、言葉にしてかっこいいと思いたい弱さを持っている場合も。
本当は気が小さいけれど、心が広いように見せる人もいるでしょう。なんとか背伸びをしてでも、魅力的な自分を見せたいのです。
これは誰に対してでもではなくて、自分にとって好かれたい相手だから。好かれたい相手を目の前にすると、急に自分を演じようとする人もいますよね。
色々な面を知ってほしい
自分にはこういう面もあると、好きな人には知ってほしいもの。これは男女とも言えることなのです。様々な面を見せたいのは、好きな相手だからだと言えるでしょう。
どうでもいい相手なら、別に見せなくてもいいのですが気になる相手だからこそ見せたい思いが強いのです。
このため、自慢話を一生懸命してくるケースもあるでしょう。こうしなければ好かれないと思い込んでいる場合もありますそう考えると、少し同情心を持つ人もいるのではないでしょうか。
自分を好きでいたい
ナルシストのわけではありませんが、自分を好きでいたいので自慢をする心理もあります。自慢をしていないと、自分を好きでいられるかどうかわからず、不安な気持ちを持つ人もいるでしょう。
自分を魅力的だと思いたい
自分の中で描いている理想の自分がいて、この自分になるためにも自分を魅力的だと思いたい気持ちも。
こういう場合にも、自慢をするようになるでしょう。逆に言うと自慢をしていないと自分の魅力が分からずに、怖くてどうしようもないのです。
自分には魅力なんてないのかもしれない…と心の奥では思っているので、この思いと向き合いたくない思いも。
もし向き合ってしまうと、立ち直れないほど落ち込みそうなので自慢をして、保身をしているケースもあるでしょう。
人よりも上だと思いたい
劣等感を持っているけれど、これを隠したい場合もあります。劣等感を隠すためにわざと自慢をして、人よりも上だと周りに思わせたい心理も。
この思いは複雑で、自分の中でもそれいいのだろうか…と葛藤をしている場合が多いでしょう。こんなふうに自慢をする自分でいたくない思いもあるのです。
でもこうしなければ自分を好きでいられないと思うため、自分を好きでいるために人よりも上に立つための自慢を皆の前でする気持ちもあるでしょう。
自分のことがよく分からない
自分がどういう人間なのか分からない、だから自慢をしてここでやっと自分を知ることができる…と感じる人もいます。
自分をもっと理解したいけれど、分からないので、方法として自慢をする気持ちも。これについて、どういう心理なんだろう?と分かりにくいように感じる人もいるでしょう。
でも本当は、自分の心の中をもっと知ってほしいのです。これにはまずは自分で自分を知らなければと思い、自慢をする場合もあるでしょう。
まとめ
自慢をする心理は、悩みながらするケースもあれば堂々と勢いよくするものもあります。でも心の中に迷いがある場合が多いでしょう。
何の迷いもなく、楽しんで自慢をしたとしても後からなんとなく虚無感がある人も。このため、自慢をする人に対しては、あまり迎合せずにさりげなく聞くようにしておけば、自分のしていることに対して見つめ直そうとする気持ちが出てくる場合もあるでしょう。
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