気付いたらあだ名で呼ばれることがありますが、当たり前のようにあだ名で呼ぶ心理には、親近感や安心感が込められています。
子供の頃にはあだ名で呼ばれることが多かったのに、社会に出るとあだ名で呼ばれることがめずらしく新鮮に感じることも。友人だけでなく職場でも呼ぶ人がいますが、今回はあだ名で呼ぶ心理について迫っていきましょう。
目次
もっと打ち解けたい気持ち
あだ名で呼ぶ心理には、親しみを込めた思いを呼び方に込めていますが、少しずつ距離を縮めていくことを頭に描いているのです。友達になる前の心理に似て、気恥ずかしさを感じる人もいるでしょう。
友達を作る時に、形から入りたがるケースの人も。今より仲良くなりたい気持ちは、どのように隠されているのでしょうか。
反応を見て呼び方を変える
仲良くなりたいけれど、急にあだ名で呼ぶのは心理的に緊張するもの。相手にも拒絶されたら嫌だとの気持ちがあると、すぐには呼べない場合があります。そのため、苗字から少しずつ呼び方を変えてあだ名で呼ぶといった段階を踏みながら歩み寄る人も。
決して自分の思いだけを押し付けようとしているのではなく、相手の気持ちに気遣ってくれる優しさを感じますね。嫌な気持ちにならない時は、笑顔で接して相手の不安を払拭してあげると、さらに仲良くなれるでしょう。
心を開いてもらいたい
相手を知る第一歩として、緊張感をほぐすことで仲良くなれる場合も。お互いの壁を崩す手段に、あだ名で呼ぶ心理が芽生えます。
何でも言い合える関係になりたいと思う気持ちが、リラックスした空気を作り出すのです。何でも話してもらいたいとの思いから、相手の心の中に踏み込んできたい心理が見えるでしょう。
あだ名で呼ばれると、今までのわだかまりのような距離感が薄れて、急に心の距離が近くなった気がします。これが、仲良くなれるきっかけになるでしょう。
恋愛感情があるから
あだ名で呼ぶ心理には、好意が詰まっています。共通点がなく話す機会が少ない場合は、仲良くなれるきっかけがなくて悩んでいる異性も。
しかし、あだ名で呼ぶとお互いの話し方に変化が表れたり、周囲にも仲良しアピールが出来たりと恋心を抱いている異性にはプラスに働くでしょう。
親しげに話してくれる人には、心を許しやすくなるので恋愛感情に発展する可能性も。気心を知れる関係になれると、楽しさも広がりますね。
職場でのチームワークを良くしたい
仕事中にあだ名で呼ぶ心理には、仕事がしやすい環境を作りたいとの思いが込められている場合が。上司や先輩にあだ名をつけてもらう時が多いので、可愛がられている様子が周囲からも伺えるでしょう。
恥ずかしくて嫌だという人もいますが、からかわれやすい性格とも思われている可能性も。職場での呼び方によっても、仕事がやりにくく感じることがあります。
またチームに独り言をよく喋る人がいるのであれば、その人の心理は理解しておく必要があります。
よそよそしいのは呼んでいいかわからないから
あだ名で呼ぶ心理に、よそよそしい態度で呼ぶ人がいます。これは、あだ名で呼んでいいと言われても、実際に呼んでいいのかがわからずに、自分の中で戸惑っている状態です。
反応が怖いのでおどおどした雰囲気で呼ぶ人も。もっと打ち解けたいけれど、どこまで親しくしたらいいのかを探っているところがあるでしょう。
どちらかと言えば、立場が下の場合が多くなります。親しくなりたいと同時に、尊敬しているからこそあだ名で呼ぶ心理になれないとの思いも。複雑な気持ちが入り混ざっているのです。
男性上司が「くん」付けで呼ぶのは
男性を「くん」付けするのはよく聞きますが、女性に対して男性が「さん」ではなく「くん」を使って呼ぶことも。
女性が職場の年下男性をあだ名ではなく「くん」付けで呼ぶのは、あだ名を呼べる一歩手前の仲の良い関係です。しかし、年上男性が女性を呼ぶ場合は、特に感情や気持ちが込められているというのはなさそうです。呼びやすいからとの理由や、男性部下と同様の扱いとの認識があるでしょう。
活気あふれる職場を目指したい
リーダー的存在があだ名で呼ぶ心理には、何でも言い合える職場を目指していることがあります。隠し事なく報告し合える環境を目指すには、仲間の絆を深めるのは重要な課題に。
悩みも打ち明けられる関係になりたいとの思いが込められているでしょう。
相手の気持ちを無視している場合も
自分で考えたあだ名で呼ぶ心理は、呼ぶ相手の気持ちを考えずにつけてしまう場合が。そのため、呼ばれた人が傷つく場面も。仲良くなりたいはずなのに…との思いが消えませんよね。
嫌なあだ名をつけられた時は、そのままにしておくのは今後の関係に悪影響が起こる可能性が高いでしょう。人間関係は、気持ちが噛み合わないこともあります。
喜んでいると勘違いしている
あだ名で呼ぶ心理の親しみから、呼べた嬉しさや照れが混ざりテンションが上がってしまう状況に。相手もきっと喜んでいるはずだと、勘違いしている場合があります。
そのため、相手の微妙な表情を見逃す人もいるでしょう。悪気がないので嫌だとは言いにくいですが、伝えることが関係を深めるきっかけになるのです。
過去に嫌な思い出がある呼び方の場合は、当事者のみしか知らないため、気付かずに呼ぶことも。呼ばれたくないあだ名の時は、深刻に伝えるのではなくそのままの流れで、自分から違う呼び名で呼んで欲しいと提案すると円滑な空気を保てるでしょう。
嘘をついているわけではないですが、嘘つきの心理はどこでわかるの?上手に見抜く方法の記事も関連としてよく見られています。
自己アピールの一環
あだ名で呼ぶ心理には、あだ名をつけるのが楽しいだけという場合も。友達になりたいというよりも、自分の考えるネーミングセンスに酔いしれて、周囲が見えない状態の人がいます。皮肉ったネーミングが周囲にウケると勘違いしていることも。
自分のお笑いのセンスに満足するだけで、当事者の気持ちを考えずに突っ走ってしまう人には、嫌だという今の気持ちを伝えましょう。笑顔でいると本当は喜んでいるはずだと勘違いをするので、ここは真剣に対応するのがコツ。曖昧な態度で対応しないように気をつけたいですね。
これは自慢する人の心理に共通するところがありますね。
自慢する人は何を考えているのか。その心理の理解は難しい?実は思ったよりも簡単な場合も
まとめ
あだ名で呼ぶ心理には、仲良くなりたいだけでなく、もっと心の奥で繋がりたい気持ちが詰まっています。親しみを込めて呼ぶ名前によって、お互いが笑顔になれるきっかけなのです。何でも言い合える関係は嬉しいですが、一方的な関係になっていないかをよく考えて人間関係を築いていきましょう。
ちなみに、これは私の感想なのですが、あだ名でよく呼ぶ人は寂しがり屋が多い気もします。その関係性が分かればまた記事にしますね。
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