愚痴を言う人の心理について、聞いている側としては気になるところ。どのような本音が隠されているのでしょうか。今回は愚痴を言う人の心理について、深く見ていきましょう。
目次
孤独な気持ちがある
自分の中に孤独な気持ちがある時に、愚痴を言う心理がはたらくことがあります。孤独な自分のままでいたくない、そう思うので愚痴を言ってしまうのでしょう。
孤独を紛らせたい
自分の中で、できれば愚痴を言いたくない思いもあるでしょう。でも愚痴を自分の中にとどめておくと、とても辛くなってしまうのです。
誰かに聞いてもらうことで、この孤独を紛らせようとする人もいるでしょう。誰でもいいから愚痴を言う人もいれば、できるだけ信頼できる人にだけ愚痴を言う人もいます。
誰でもいいからという人は、とにかく自分の孤独感を紛らせたいのでしょう。これができれば、次の日からは元気になれそうと思うので、自分のために愚痴を言うという心理もあるのです。
共有してほしい
思いを共有してほしい、時間を共有できればいいのにと思うような相手に、愚痴を言うケースもあります。
愚痴を言う時には、LINEのメッセージだったり電話だったりする時もありますよね。でもこの時間を共有できているのが嬉しいのです。
時間を共有できると、孤独な気持はかなり軽減できるでしょう。実際に会って話すことができれば、より時間を共有できるのです。
できれば、相手とスケジュールが合えば実際に会って話したい思いがあるのですが、電話だけで満足をするケースも。
いずれにしても、同じ時間を共有さえできればいいと思う場合もあるのです。
理解してほしい
自分がなぜ愚痴を言うのか、これを理解してくれれば満足という人もいます。孤独を感じている中で、愚痴をいうのは自分を理解してほしいから。
もし理解をしてくれるのなら、これから先もずっと愚痴を言い続けるでしょう。でも愚痴だけではなくて、他の話をするケースが多いので仕方がなく話に付き合う人も。
でも愚痴に対しては、聞いてもらえると思うとエスカレートしてしまう場合もあるのです。聞いていて疲れると思うのなら、忙しいフリをして電話を切るのもひとつの方法。
いつも愚痴を聞いてくれると思い、甘えてしまっている思いもあるでしょう。でもこちらにも都合はあるので、この都合を理解してもらうためには、時には突き放す勇気が必要に。
もしこのまま聞き続けてしまうと、内容についてもどんどんひどいものになる可能性があります。
聞いていられない…と思うと、自分自身のストレスにつながるリスクもあるので、気を付けるようにしたいですね。
認めて欲しい思いがある
自分を認めて欲しい思いがあるので、愚痴を言う人もいます。自分を認めてもらうためには、自分の思いを伝えればいいと思い込んでいるのでしょう。
認めてもらう方法が分からない
自分をどうすれば認めてもらえるのか、この方法が分からないので愚痴を言う心理もあります。
人に対して、自分を認めてもらうのは本来とても難しいもの。でもこれに対してあまり深刻にならずに、素直に自分の気持ちを言えば良い場合もありますよね。
模索をしながら、自分を認めて欲しい思いはとても強いので、このために自分ができることとして、愚痴を言う行動につながる人もいるのです。
不器用なタイプに多いので、最初はなぜ愚痴を言うのか理解できないかもしれません。でも愚痴を言う当人としては、かなり迷ったり悩んだりしながら愚痴を言い、これにより自分を認めてもらおうと思っているのです。
頑張っている自分を知って欲しい
認めて欲しい思いの中には、頑張っている自分を知ってほしい気持ちも含まれているでしょう。
この場合は、愚痴の種類が変わってきます。自分はこんなに頑張ったのに…というような内容が多くなるのです。
これに対して「よく頑張ったね」「偉かったね」と伝えると、安心して愚痴が減る可能性は高いでしょう。
でも認めてあげずに「でももっと頑張れたんじゃない?」と言ったり「理解してもらえないのは、あなたに原因があるのでは」と諭したりすると、認めてもらいたい思いが満たされないことに。
せっかく思いを伝えたのに…と思い、悲しい気持ちにさせてしまうでしょう。ある程度相手の愚痴を聞いてから、さりげなくアドバイスをする程度にしておきたいですね。
可哀そうな自分を慰めてほしい
人に対して、こういう目に遭ったと愚痴を言う心理は、可哀そうだから慰めてあげようと思われたいのです。
「あなたは何も悪くないのに、相手の行動はひどいよね」「傷ついて辛かったね」と言われたいので、愚痴を言う心理もあるでしょう。
こういう時の愚痴は、少し大げさに言うケースが多いです。絶対に可哀そうと思われたいので、本当のことよりも更に自分で内容を加えてしまう人も。
とにかく可哀そうと思われるのが目的なので、多少の嘘はいいだろうと思う気持ちがあります。
人に言われて、嘘がバレたらどうしよう…と思いながらも、自分が満たされたい思いの方が強いのでしょう。
仲間になってほしい
相手に対して自分の味方や仲間になってほしいので、愚痴を言う心理もあります。これは女性にはよくあると言えるでしょう。
仲良くしたい思いがある
相手と仲良くなる方法として、先に自分の弱さを見せるというものも。もしも見せたらそれに対して、相手が「仲良くしましょう」と言ってくれると信じているのです。
でも弱さを見せるのと、愚痴を言うのをイコールと思うのは自分だけの可能性も。相手は愚痴を言い続けるなんて…と引いてしまうリスクもあるでしょう。
自分が正しいと思いたい
相手に伝えることで、同調を求めるとともに自分が正しいと思いたい気持ちもあります。もしも自分が正しいと思えたのなら、これから先にとても楽になると思っているのでしょう。
相手が話を聞いた時に、それはちょっと違うのでは?と思うことがあり否定をされると、かなりへこんでしまいますので、ひとまず聞いてあげると良いですね。
まとめ
愚痴を言う人の心理は、淋しい気持ちが強い場合もあるでしょう。でも自分勝手だったり、自分を優先していたりすることも多いのです。
これから先も同じような行動をすると、周りから人が去ってしまうことを、友達だと思う相手には伝えてあげた方が良いですね。
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