時計を見る人の心理は、心の中の気持ちを伝えているように見えますが、忙しいのか嫌がっているのかを見極めるのは難しいですよね。時計を見る仕草が気になって、見ている側が心理的に落ち着かない場合も。
近くに時計があると無意識に見ることがありますが、いつの間にか癖になっている人もいるのです。時計を見る時の心理には、どのようなサインが込められているのかを考えていきましょう。
目次
時間に追われている
慌ただしい様子で時計を見る人の心理は、時間でスケジュールを組む場合が多く、常に忙しさが染みついているでしょう。
やりたいことがありすぎて、どこから取りかかればいいか迷ってしまい頭を抱える人も。忙しすぎると心に余裕がなくなり、どんどん追い込まれた心境になることがあります。
自分以外のことが考えられない状態のため、イライラした雰囲気で時計を見るでしょう。話しかけにくいオーラを放ち、周囲に重たい空気が漂います。特別な用事がある時以外は話しかけずに、いつも通りの雰囲気を保つことがポイントですね。
時間に余裕が欲しい
忙しくないのに、忙しそうに時計を見る人も。せっかちなところがあり、早めの行動を好む傾向がみられます。いろいろなことを考えると、周りに迷惑をかけられない思いから、早く用事を終わらせないと落ち着かないのです。
時間が思ったよりも早い場合は、時計を見ると心理的にも安心感に包まれます。進捗状況によって一喜一憂する面がありますが、物事に一生懸命取り組む様子が感じ取れるでしょう。
スケジュールが詰まっている
時計を見る時の心理には、次のスケジュールが迫っている状況をアピールしている場合も。上司に呼び止められて抜け出せない時や、次の予定があるのに上手くかわせずにピンチを迎えた状態です。忙しさを伝えようと、何度もチラチラと時計を見る仕草を行うでしょう。
早めに切り上げようと早口になったり黙り込んだりと、時間が迫ってくるにつれて接し方に変化が。ギリギリまで伝わらず、慌てた様子に周りがやっと気づくと安堵したような表情でその場を後にします。
緊張を表すサイン
緊張すると、落ち着きがなくなり時計を見る心理に。表情が硬く見えるため、嫌われたと勘違いさせてしまう人もいます。
緊張して口数が少なくなり、時計ばかりに視線を向ける態度になる場合も。ソワソワした様子に、緊張感が伝わってくるでしょう。
落ち着くまでは、プレッシャーを与えないような対応を心がけるのがコツに。相手のペースに合わせると徐々に自分のペースを掴み、程よい緊張感を保ちながら表情が柔らかくなるでしょう。
ここから解放されたい
緊張感が漂う場所にいると、早く解放されたくなって時計を見る心理が高まります。大勢の前で話をする時や就活の面接など、慣れないことをすると緊張しますよね。
意識をするほど、緊張感が抜けずに空回りしてしまい、悪循環に陥ることも。1分がとても長く感じ「時間が止まっているのではないか」と、何度も時計を確認したくなる心境になります。慣れない間は、時間が過ぎるのを心待ちにした状態ともいえるでしょう。
雰囲気に慣れてくると、自分らしさを発揮させて周囲を惹きつけます。さっきまで時計を見る動作を繰り返していたのが嘘みたいに、モチベーションが高い心理状態でその場を上手く切り抜けていくでしょう。
動揺している
ドキッとすることを言われると、動揺して時計を見る心理状態に。隠し事が見抜かれた瞬間は、ごまかすために体の一部に触れて落ち着かせようとしますが、考えが浮かばずに驚きを隠せない様子が伺えるでしょう。
思わず体に緊張感が走り、相手を直視できずにいます。「これ以上は、踏み込んでこないで欲しい」という思いを表現している可能性も。
隠し事が苦手で、無意識にわかりやすい仕草をするため周囲にも気付かれやすいのです。自分では気付かず、どうして見抜かれたのかがわからずに視線を時計に移してしまいます。
ネガティブで自信が持てない
時計を見る人の心理は、自信のなさが強くネガティブな感情が高まった状態です。怒られている時や好きな人と一緒にいる時など、いろいろな感情が交差すると頭の中で独り言を呟きたい心境になります。
「もっと自信を持って出来たなら…」と、自信のなさが心理的にネガティブな方向へと考えを導いてしまうでしょう。
弱気な思いから、時計を見る心理になる場合があります。自信がない表情を感じた時は、誉めることを意識した会話を心がけると、自信を取り戻せるきっかけになるでしょう。
嫌われるのが怖い
相性が合わない相手との時間は、ちょっぴり憂鬱なもの。ビクビクすると苦手意識が高まり、時計を見る心理になります。
楽しい時は時計を見るのも忘れてしまいますが、ストレスや不安を感じると時間の経過が遅く感じるもの。話を聞き流す回数が増えていき、早く帰りたい気持ちが強くなるでしょう。
聞き手に回ることが多く、自らの話題を避けるところがありますが、相手に嫌われないようにと極力自分を出さずに接する特徴も。
相手を立てることばかりに専念するため、いつの間にか心理的に疲れてしまうのです。もっと、リラックス出来る関係を築く姿勢が求められるでしょう。
否定的に受け止めてしまう
自信が持てないと嬉しい言葉や出来事にも、否定的な受け止め方をする傾向が。そのため、喜びそうになった気持ちをかき消すように、時計を見る心理になります。
自信が持てずに控え目なところがあり、受け入れるまでに時間がかかってしまうのです。時計を見る仕草で、気持ちの整理をする心理に。自分を否定的に見てしまう癖が仕草に表れるため、恥ずかしさや照れたように見えることもあるでしょう。
まとめ
時計を見る時の心理は、落ち着かない様子が伝わり、一緒にいるとこちらも時間が気になる場合がありますよね。煙たがられているように見えますが、緊張や不安といった感情が溢れた状態です。しかしマイナスの印象を与えるため、頻繁に時計を気にするのは失礼だと怒る人も。
気をつけたい仕草のひとつですが、意識していてもちょっとした場面で素の感情が表れてしまいます。気になった仕草や言動で相手を悪く思わずに、心の奥の言葉を感じ取ると意外な一面に触れることができるでしょう。
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